ルフトハンザ、成田に10年ぶり復帰 2027年3月から中部線も再開

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ルフトハンザドイツ航空が、2027年夏ダイヤ初日の2027年3月28日から東京/成田〜フランクフルト線を再開すると発表しました。同社が成田に定期便を飛ばすのは2017年以来10年ぶりです。あわせて3月29日からは名古屋/中部〜フランクフルト線も再開し、最新客室仕様の機体を投入します。

2本の新ダイヤと機材

成田線は1日1往復(週7往復)で、LH710便がフランクフルトを現地時間13時45分に出発し、翌日の成田9時30分着、LH711便が成田を11時20分に出発しフランクフルト18時40分着という時刻になります。中部線は週3往復で、フランクフルト発が月・水・土、中部発が火・木・日です。どちらの路線にもボーイング787-9型機を使い、客室はルフトハンザが長距離線向けに展開している最新仕様「アレグリス」を採用します。ビジネスクラス28席・プレミアムエコノミー28席・エコノミー231席の3クラス287席で、ビジネスクラスにはドア付きのスイート席も含まれています。ルフトハンザグループ全体では、傘下のスイス インターナショナル エアラインズによる成田線の増便もあわせて、2027年夏ダイヤで日本4空港へ週最大50往復体制を計画しています。

なぜ「羽田中心」から東京2拠点に戻すのか

ルフトハンザは2017年夏ダイヤで成田〜フランクフルト線を運休しました。当時は欧州でのテロ事件による需要減や閑散期が重なったことに加え、「商業的な運航の持続性を確保するため」という需要・収益面の理由が説明されていました。運休以降、同社の東京乗り入れは羽田〜フランクフルト線(現在はボーイング747-8型機で火・木・金・土・日運航)に一本化され、成田への自社運航はなくなっていました。

今回の決定は、羽田1拠点から成田を加えた東京2拠点体制に戻す判断です。羽田は発着時間が深夜・早朝に近い便を含み発着枠にも制約がある一方、成田は長距離国際線の発着余地が比較的大きく、1日1往復を安定して確保しやすい空港です。名古屋/中部線を合わせて再開するのも、中京圏から欧州へ直接出られる需要を自社便で取り込み直す動きで、これまでコードシェアや経由便に流れていた需要を自社収益に戻す狙いがあると考えられます。ルフトハンザグループの最高商務責任者が「日本はグループにとって重要な市場」と述べているとおり、訪日需要だけでなく日本から欧州へ向かう需要の両方を見込んだ増強です。2017年当時と比べて機材も最新の「アレグリス」仕様に変わっており、単なる路線復活ではなく、プレミアム需要の取り込みを前提にした再参入だという点も見逃せません。

旅行者への影響とすべきこと

成田・中部のどちらからも、乗り換えなしでフランクフルトへ行けるようになるのは、関東・中京エリアからヨーロッパへ向かう旅行者にとって選択肢が広がる変化です。これまで羽田発のルフトハンザ便や、他社の経由便を使っていた人は、出発日によって成田発のほうが時間的に便利な場合があるため、実際に予約する際は羽田・成田それぞれの発着時刻を比較してから選ぶとよいでしょう。中部発の人にとっては、中部空港から欧州へ自社便で直接行けるようになる点が特に大きく、関西空港や羽田経由で移動していた行程を短縮できる可能性があります。運航開始は2027年3月28日・29日からで、現時点ではまだ先の話ですが、新しいアレグリス仕様の座席は人気が集中しやすいため、旅行を計画している人は販売開始のタイミングで早めに運賃や空席を確認しておくことをおすすめします。

ぴりか

地理や旅行が大好きな一般人。東京出身ですが、四国、九州など転々と移住し、今は北陸に住んでいます。学生時代に47都道府県を自転車で制覇。国内旅行業務取扱管理者の資格あり。JGC取得済み。

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