鹿児島〜ソウル線が10月25日に復活 チェジュ航空とイースター航空がそろって毎日運航へ

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10月25日から戻る2社のダイヤ

チェジュ航空が、鹿児島〜ソウル(仁川)線の運航を2026年10月25日に再開します。便数は1日1往復、いわゆるデイリー運航です。そして同じ10月25日、イースター航空も同じ区間の運航を再開します。こちらもデイリーです。夏のあいだ韓国系LCCが1便も飛んでいなかった鹿児島〜ソウル線は、冬ダイヤの初日をもって一気に1日2往復へ戻ることになります。鹿児島空港の国際線のなかで、韓国路線がどれだけ特殊な動き方をしているかがよく分かる発表です。

チェジュ航空とイースター航空の再開後のダイヤは次のとおりです。運航期間はどちらも2026年10月25日から2027年3月27日まで、冬ダイヤいっぱいという設定です。

航空会社 便名 区間 時刻 運航日 機材
チェジュ航空 7C1824 鹿児島→ソウル/仁川 15時15分発/17時05分着 毎日 ボーイング737型機
チェジュ航空 7C1823 ソウル/仁川→鹿児島 12時40分発/14時15分着 毎日 ボーイング737型機
イースター航空 ZE652 鹿児島→ソウル/仁川 18時10分発/19時50分着 毎日 ボーイング737-800型機
イースター航空 ZE651 ソウル/仁川→鹿児島 15時35分発/17時15分着 毎日 ボーイング737-800型機

所要時間はチェジュ航空の鹿児島発が1時間50分、仁川発が1時間35分です。イースター航空はすでに航空券の販売を始めています。

チェジュ航空の鹿児島線は、2025年10月26日からの冬ダイヤでデイリー運航に入り、2026年3月29日から運休していました。冬にデイリーで飛ばすのは今回で2回目になります。イースター航空のほうは2017年11月に開設した路線で、コロナ禍の運休をはさんで2025年11月21日に再開したものの、2026年3月3日から再び止まっていました。今回の再開で、約7か月半ぶりに鹿児島へ戻ってくることになります。

夏に止めて冬に毎日飛ばす、この路線の事情

同じ路線を、夏ダイヤでは1便も飛ばさず、冬ダイヤになった瞬間に2社が同時にデイリーへ戻す。国内線の感覚からすると不思議な動き方に見えますが、鹿児島〜ソウル線ではこれが定着したパターンになっています。

理由のひとつは気候です。ソウルの冬は氷点下まで冷え込み、韓国国内ではゴルフができる場所が限られます。一方で鹿児島は冬でも比較的暖かく、コースが通年で回せます。鹿児島は韓国からのゴルフ客に人気があり、この需要が冬に集中するため、冬ダイヤで増便し夏ダイヤで減便するという運航パターンが繰り返されてきました。つまりこの路線を動かしている主役は、日本発の海外旅行需要ではなく、韓国発の訪日需要のほうだということです。

ダイヤの組み方を見ると、その性格がさらにはっきりします。チェジュ航空は仁川を12時40分に出て鹿児島に14時15分着、折り返しは鹿児島15時15分発です。鹿児島での地上滞在は1時間ほどで、機材は夕方には韓国へ戻ります。イースター航空も仁川15時35分発、鹿児島17時15分着、折り返し18時10分発と同じ構造です。どちらの便も機材は韓国側で夜を明かす運用で、韓国発の乗客が朝から動きやすい形になっています。日本発の乗客を主軸に据えるなら、鹿児島を朝に出て夜に戻るダイヤのほうが便利ですが、そうはなっていません。

もうひとつ見落とせないのが、韓国LCCの機材の事情です。イースター航空は2026年3月からの運休について、航空機導入の遅延にともなう影響を理由として挙げていました。路線が売れないから撤退したのではなく、機材が足りない期間に路線を絞っていたということです。導入が進めば戻す前提だった路線であり、実際に冬ダイヤの初日から復活します。韓国のLCCは近年、日本の地方路線を数多く開設してきましたが、機材と乗務員の供給が追いつかない局面では、需要が読める季節に資源を寄せる運用を選びます。鹿児島線の夏の空白と冬の集中は、その典型的な現れだと考えられます。

大韓航空の動きも同じカレンダーで動いている

鹿児島〜ソウル線には、通年で運航している大韓航空もいます。大韓航空は2026年6月1日から週3往復(火・木・土)に減便していましたが、2026年9月21日から10月24日までの約1か月間は週7往復のデイリー運航へ増便します。同社はその理由として、9月と10月は韓国の祝日が多く、訪日需要が見込めることを挙げています。

2026年の韓国のカレンダーを見ると、秋夕(チュソク)が9月24日から27日にかけての連休となり、10月3日の開天節は10月5日が振替休日で3連休、10月9日のハングルの日も金曜日で3連休になります。9月下旬から10月上旬にかけて連休が立て続けに並ぶ年で、大韓航空の増便期間はこの時期にきれいに重なっています。そして増便が終わる10月24日の翌日、つまり冬ダイヤ初日の10月25日から、今度はLCC2社がデイリーで入ってきます。鹿児島〜ソウル線の座席供給は、韓国側の休暇カレンダーと季節需要にほぼ完全に連動しているといえます。

なお、大韓航空の10月25日以降の便数は、本記事の執筆時点では確認できていません。冬ダイヤの運航計画については、大韓航空の公式サイトで最新の情報を確認してください。

日本から使うときに気をつけたいこと

鹿児島から韓国へ出かける立場で見ると、10月25日以降は選択肢が一気に増えます。同じ区間にLCCが2社そろうため、運賃の競争が起きやすい時期でもあります。予約サイトで片方だけを見て決めず、両社の運賃を並べて比べる価値があります。

時間の使い方には少し注意が必要です。往路はチェジュ航空が鹿児島15時15分発でソウル到着が夕方、イースター航空は18時10分発で仁川到着が19時50分ですから、市内のホテルに入るのは21時を回ります。到着日はほぼ移動だけで終わると考えておいたほうがよいでしょう。復路はチェジュ航空が仁川12時40分発、イースター航空が15時35分発です。韓国での最終日は、チェジュ航空なら午前中まで、イースター航空なら昼過ぎまでが目安になります。滞在の最終日を長く使いたいならイースター航空、鹿児島に早く戻りたいならチェジュ航空という選び方ができます。

もうひとつ頭に入れておきたいのが、この路線が3月末で運休する前例があることです。2026年はチェジュ航空が3月29日から、イースター航空が3月3日から運休しました。今回の運航期間も2027年3月27日までと発表されています。春休みや年度替わりの旅行を鹿児島発の直行便で考えている場合は、その先の運航計画が出るまで宿や現地の手配を固めないほうが安全です。

往路と復路で航空会社を組み合わせることもできますが、その場合は別々の航空券になります。往路が遅れて復路に間に合わなかったときの補償は受けられませんので、乗り継ぎのように時間を詰めた使い方は避けてください。

まとめ

チェジュ航空とイースター航空が、2026年10月25日から鹿児島〜ソウル(仁川)線をそろってデイリーで再開します。運航期間は2027年3月27日までです。チェジュ航空は鹿児島15時15分発と仁川12時40分発、イースター航空は鹿児島18時10分発と仁川15時35分発というダイヤになります。

鹿児島から韓国へ行きたい人にとっては、冬のあいだ1日2往復の直行便が使えるという好条件です。ただしダイヤはどちらも韓国発の旅行者に合わせた組み方で、到着日は夕方から夜、帰国日は午前から昼過ぎの出発が中心になります。日程は余裕をもって組んでください。そして春以降は運休する可能性が高い路線ですので、3月末以降の旅行を考えている人は、次の夏ダイヤの発表を待ってから判断することをおすすめします。

ぴりか

地理や旅行が大好きな一般人。東京出身ですが、四国、九州など転々と移住し、今は北陸に住んでいます。学生時代に47都道府県を自転車で制覇。国内旅行業務取扱管理者の資格あり。JGC取得済み。

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