2025年4月13日から10月13日まで開催される大阪・関西万博では、160を超えるパビリオンが出展し、どこに行けばいいか悩みもの。この記事では、その中で特におすすめのパビリオンを紹介します。
そもそもパビリオンとは?
パビリオンとは、ざっくりと展示館の建物のことと考えてよいです。
大阪・関西万博では、大きく分けると各国により運営されている海外パビリオン、国内の団体が運営しているパビリオンがあります。その中でも、入場に予約が必要なもの、予約でも当日先着順でもどちらも可能なもの、予約不可で当日先着順のみのものなど様々あります。自分の行きたいパビリオンがどれなのかは行く前に把握しておいた方がよいでしょう。さらに、予約の可否などは特に海外パビリオンでは流動的であり、変更されることもあるので定期的に情報をチェックしておきましょう。
おすすめパビリオン
アメリカパビリオン

アメリカ館は、「万博の王道」と言えるような展示内容になっています。スパークという星形のマスコットキャラクターが訪れた人たちを案内してくれます。アメリカ各地の紹介はもとより、日本含めた各国との国際協調、アメリカ合衆国の技術力、また宇宙開発などを映像を交えわかりやすく感動的に伝えてくれます。細かい内容は訪れてからのお楽しみ!最後には「月の石」を見ることができます。アメリカ館はいつも長蛇の列で、数時間待ちのこともありますが、絶対に一度は体験する価値があります!2025年5月11日現在では予約は不可で当日先着順のみになっています。
英国パビリオン

積み木をモチーフにしたPIXというマスコットキャラクターが訪れた人を案内してくれます。日本からイギリスに出張するお父さんの娘のもとにPIXが訪れ、「アイデア」をテーマに、イギリスが今まで発明、開発してきた技術について学び、そして未来で新しいイノベーションを起こすきっかけを映像やゲームを通じわかりやすく教えてくれます。2025年5月11日現在、予約、当日先着順とも可ですが、人気のため当日枠に限りがあり、入場できない場合もあるのでできれば予約して行きたいです。
中国パビリオン

入場するとまず殷代(紀元前16世紀頃~)の貴重な展示品を見ることができ、まるで博物館のよう!歴史好きな人は必見です。その後中国の自然や、特に北京周辺の観光についての紹介、日中の懸け橋となった偉人の木彫りの彫刻があります。また、十二時辰をもとに中国の1日を再現する映像は必見です。最後には中国の技術力を示すコーナーがあり、中国の無人探査機が採集した月の砂を見学することができます。当日先着順で、列は長いですが意外と早く入ることができます。
フランスパビリオン

芸術的なフランスらしいパビリオン。ルイヴィトン、ディオール、セリーヌなどを傘下に置くLVMHがメインパートナーをつとめており、もともとトランク工場として創始されたルイヴィトンのトランクを積み上げた展示、ディオールのドレス展示などを見ることができ、ファッションが好きな人には非常におすすめです。館内の所々にはオーギュストロダンの作品が展示されており、美術館のようです。また、モン・サン・ミシェルと厳島神社など、日仏の象徴的な建造物が、「赤い糸」でつながる作品は必見です。作品の解説板は少ないですが、いろいろ思いをめぐらすことができるでしょう。当日先着順のみで、隣接するアメリカパビリオンに劣らない列ができていますが、流れはスムーズです。
トルクメニスタンパビリオン

今まで紹介したパビリオンは有名な主要国でしたが、トルクメニスタンはそもそもどこにあるかも分からない方が多いかもしれません。トルクメニスタンは中央アジアにある旧ソ連構成国の一つです。「中央アジアの北朝鮮」とも呼ばれ、独裁的な国家です。パビリオンの入り口には大統領の肖像が掲げられており独裁国家の威信を感じさせます。その後、映像を鑑賞することができます。音声はトルクメン語のみで、字幕にてようやく日本語で理解することができますが、その空間、演出に圧倒されます。映像の中で何度も「英雄アルカダク」という、前大統領グルハングル・ベルディムハメドフをたたえる言葉が使われ、独裁国家を感じることができます。2階にはトルクメニスタンに関するものや、トルクメニスタンと日本のつながりを感じさせる物品が展示されています。あまりなじみのない国ですが、体験として非常におすすめできます!(独裁国家を肯定する意図はありません。)
日本館

開催国のパビリオンである日本館。「いのちと、いのちの、あいだに」をテーマに、循環型社会を表現しています。万博会場で出たごみから生成したバイオガスで発電し、パビリオン内で消費しています。水→素材→もの→ごみの循環をパビリオンで表現しており、藻類を活用し水→素材とする展示では、様々な藻類に模したキティちゃんの展示があり、見どころとなっています。展示の最後には、日本の観測隊が南極で採取した火星の隕石が展示され、その断片に触れることもできます。一部時間を除き予約のみとなっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?筆者もまだ行けていない有名パビリオン(イタリアなど)があるので、現時点での暫定のおすすめですが、ぜひ参考にして万博を楽しんでください!
また他のパビリオンに訪れ次第更新していきます!
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