ANAマイルは飛行機に乗って貯めるもの――そう思っている方がほとんどだと思います。ところがANApocketを使うと、徒歩・自転車・電車など日常の移動がそのままマイルになります。しかも使い方次第では、月1000マイルを稼ぐことも狙えます。
この記事では、ANA Pocketの基本的な仕組みとプランの違いから、実際に試して分かった「自転車が最も効率のいい稼ぎ方」まで、具体的にお伝えします。
ANA Pocketとは?
ANA Pocketは、ANAが提供するスマートフォンアプリです。GPSで移動を記録し、その移動距離や乗り物の種類に応じて「ANApocketポイント」が貯まります。貯まったポイントはガチャを引いてマイルやANAスカイコインなどに交換できます。
飛行機に乗らなくても、日常の移動でコツコツとマイルを積み上げられるのがこのアプリの特徴です。
プランの違い
ANApocketには3つのプランがあります。
ANA Pocket Lite(無料)
無料で使えるプランですが、マイルガチャは利用できません。ポケマネー(電子マネー)と交換できるガチャのみとなります。マイルを貯めることが目的であれば、このプランは対象外です。
ANA Pocket(無料)
ANAマイレージクラブとの連携が必要ですが、無料でマイルガチャを引けます。ただし獲得できるマイル数は少なめです。
ANA Pocket Pro(月額550円)
月額550円の有料プランで、本格的にマイルを貯めるならこのプランが前提になります。ポイントの獲得倍率がLiteより1.3倍高く、1000ポイントで必ず7マイルが付与されるProマイルガチャを利用できます。それ以上当たる可能性もゼロではありませんが、確率は非常に低く、基本は7マイルと考えておくのが妥当です。毎月5000ポイントの継続特典もあります。
この記事では、Proプランを前提に話を進めます。
ポイントの貯まり方
ANA Pocketでポイントを貯める方法は主に4つあります。
乗り物別の距離ポイント
移動距離に応じてポイントが付与されます。乗り物の種類によって倍率が異なり、徒歩と自転車が最も高く設定されています(徒歩は約78ポイント/km)。そこから電車・新幹線、車、飛行機の順に倍率が低くなります。エコな移動手段ほど倍率が高い設計です。
GPSで乗り物を自動判定するため、アプリをバックグラウンドで起動したままにしておくだけで計測されます。
歩数ポイント
500歩ごとにポイントが付与されます。上限は1日2万歩で、広告動画を視聴するとボーナスが加算されます。ウォーキングや通勤の歩きでも積み上がるため、距離ポイントと合わせて稼ぎやすい項目です。
チャレンジ達成ポイント
「チャレンジ」は、その日中に特定の移動手段で決められた距離を移動するとポイントがもらえるミッションです。チャレンジは基本的に1日1回リセットされます。
距離の目安は移動手段によって異なります。徒歩では500m・1km・2km・3km・4km・5km、自転車では500m〜15kmの範囲で設定されています。電車・車では5km・10km・20km以上、新幹線や飛行機ではさらに大きな距離が条件です。
チャレンジは広告動画を視聴することでボーナスポイントが加算される仕組みになっており、広告を見ないと獲得ポイントがかなり少なくなります。
広告動画の視聴ポイント
チャレンジとは別に、アプリ内の広告動画を視聴するだけでもポイントが貯まります。ただし1本あたり5〜30秒の動画で、読み込みに時間がかかることも多く、毎日こなすにはそれなりの手間と時間が必要です。これは無理に行わなくてもいいでしょう。
実際に試してみた結果:自転車が一番効率がよかった
いくつかの移動手段を試した中で、もっとも効率よくポイントを稼げると実感したのが自転車、特にロードバイクです。
20分で5kmという距離の強み
ロードバイクで走ると、20分ほどで5kmを走れます。徒歩で5km歩こうとすると1時間以上かかりますから、同じ距離をはるかに短い時間でこなせます。
自転車のチャレンジは最大15kmまで設定されており、距離が稼げるほどポイントも増えます。ロードバイクなら15kmも1時間かからずこなせるため、チャレンジの上限まで狙いやすいです。徒歩では時間的に難しい距離でも、自転車なら日常の外出ついでに達成できます。
距離ポイントの倍率が徒歩と同じでも、時間効率が上
自転車の倍率は徒歩と同じです。しかし短時間で長距離を走れる分、1時間あたりに換算したポイント量は自転車のほうが圧倒的に多くなります。
電車や車は倍率が低いうえにチャレンジの条件距離も長く、日常の移動では条件を満たしにくいです。自転車は「自分でペースをコントロールできる」ところがアプリとの相性のよさにつながっています。


こんな人にお勧め・お勧めしない
ANApocketはライフスタイルによって向き不向きがはっきり分かれます。
お勧めできる人
自転車やランニングを習慣にしている人
これが一番はまります。週に何度かロードバイクで走っていたり、ランニングを日課にしていたりする人は、すでにアプリの条件に合った移動をしているので、追加の手間がほとんどありません。アクティブに動く人ほど、ポイントが自然に積み上がっていきます。
鉄道でよく旅行に行く人
乗り物別のポイントは移動距離が長いほど加算されます。新幹線や特急を使った旅行は1回で一気に距離が稼げるため、旅行のたびにまとまったポイントが入ります。「飛行機に乗らなくてもマイルを貯める」という使い方において、鉄道旅行を頻繁にする人は相性がいい部類です。
往復20km以上の通勤をしている人
片道10km以上の通勤距離があれば、毎日の通勤だけでチャレンジを達成できます。自転車通勤なら距離ポイントの倍率も加わるため、特に効率がよくなります。「通勤がそのままポイント活動になる」状態が作れると、継続のハードルがぐっと下がります。
お勧めしにくい人
あまり移動しない生活の人
在宅勤務が中心で外出が少ない人や、1日の移動がほぼ近所のコンビニだけという方には向きません。距離が稼げないためポイントの伸びが遅く、チャレンジも達成しにくいです。
通勤が短くて車移動がメインの人
車は乗り物ポイントの倍率が徒歩・自転車・電車より低く、チャレンジの条件距離も長めに設定されています。通勤が片道5km未満の短距離で、週に数回しか乗らないという状況では、ポイントが積み上がるまでに相当な時間がかかります。
月にどのくらいのマイルが貯まるか
自転車通勤や週末のランニングを組み合わせてチャレンジを毎日こなすと、月に1000マイル前後を稼ぐことができます。
一方、電車通勤のみで動画視聴も不定期という使い方では、月100〜200マイル程度になります。「自分がどのくらい動くか」によって、貯まるマイルが5〜10倍変わります。
ANApocketを使うときの注意点
実際に使っていて気づいたことをいくつかお伝えします。
広告視聴の手間は覚悟が必要
チャレンジのボーナスや歩数ポイントの加算には広告動画の視聴が必要です。1本あたり数十秒かかるうえ、読み込みが遅いことも多く、毎日続けるにはそれなりの時間と根気が要ります。「移動するだけで稼げる」とイメージしていると、この手間がストレスになることがあります。広告を毎日きっちり見られる人とそうでない人では、月間のポイント量にかなりの差が出ます。
ちなみに私は、このブログを書いたり、歯を磨いている間に広告を流しています。
アプリはバックグラウンドで起動し続けること
移動記録はGPSで常時計測されます。アプリが完全に閉じている状態では記録されません。バッテリー消費が増える点は覚悟が必要ですが、記録を取りこぼさないためにもバックグラウンド起動を維持しておくのが確実です。
マイルへの交換は少量ずつの積み上げ
Proプランで1回のガチャで得られるのは基本7マイルです。大きな旅行の計画に間に合わせようと焦っても急いで貯まるものではなく、「毎日の移動でじわじわと積み上げる」くらいの感覚で続けるのがちょうどよいと思います。
まとめ
ANApocketは、日常の移動を続けるだけでマイルが少しずつ貯まる仕組みです。本格的に活用するにはProプラン(月額550円)への加入が前提になりますが、自転車やランニングを習慣にしている人、鉄道旅行が多い人には費用を上回るメリットがあります。
中でも自転車(特にロードバイク)は、短時間で距離を稼げるうえにチャレンジの条件とも相性がよく、実際の体験から最も効率のいい移動手段です。ロードバイクをお持ちの方は、通勤やちょっとした外出のついでにぜひ試してみてください。
※ちなみに、私はこのために毎日ロードバイクで5㎞走っていたら、もともと脂肪肝でしたがALTの数値が改善、正常範囲内になるという快挙も達成しました。健康のためにも非常におすすめです。

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