アルキア・イスラエル航空、成田〜テルアビブ線に新規就航 週2往復

auto-eyecatch-7ad6082dda 交通・観光ニュース

イスラエルの航空会社アルキア・イスラエル航空は2026年10月25日、東京/成田〜テルアビブ線に新規就航しました。成田発は月曜・水曜、テルアビブ発は水曜・日曜の週2往復で、機材はドイツのウェットリース専門会社ユニバーサル・スカイ・キャリア(USC)が運航するエアバスA340-300型機を使用します。所要時間は成田発が約14時間半、テルアビブ発が約12時間15分です。

2社目のイスラエル系航空会社が参入する理由

成田〜テルアビブ線には、すでにイスラエルのフラッグキャリアであるエルアル・イスラエル航空が就航しています。エルアル航空は、ガザ地区での戦闘に伴って運休していたこの路線を、停戦合意を受けて2026年に運航再開し、その後週4往復まで増便しています。アルキア・イスラエル航空の新規就航は、エルアル航空が一度は手放した路線に別の事業者が参入してきた、という単純な構図ではなく、エルアル航空が運航を続けている路線に、2社目の自国の航空会社が重ねて参入してきた形になります。

アルキア側は就航の理由について、ニューヨーク線など既存の長距離路線で得た実績と、イスラエル国内の旺盛な需要を踏まえ、日本を次の拡大先に選んだと説明しています。1社がすでに運航している路線にもう1社が加わるという判断は、イスラエル〜東京間の需要がエルアル航空1社だけでは満たせないほど積み上がっていることの裏付けとも言えます。

一方で、アルキア・イスラエル航空は自社の長距離機材ではなく、ドイツのUSCからウェットリースしたA340-300型機で運航しています。当初はブルガリアの航空会社がA330-200型機を提供する計画でしたが、運航会社・機材ともに変更された経緯があります。自社の大型機や乗員を新規投入せず、他社から機材と運航体制をまとめて借りる形を選んだのは、中東情勢の影響を受けやすい路線であることを踏まえ、需要の変動に応じて運航体制を調整しやすい、身軽な形を優先した判断と見られます。

旅行者への影響と対処法

これまで成田からテルアビブへ直行便で向かう場合、選択肢はエルアル航空の週4往復に限られていましたが、アルキア・イスラエル航空の週2往復が加わったことで、直行便の選択肢そのものが広がりました。曜日によっては2社の便を比較して、出発時刻や到着後の現地での動きやすさで選べるようになります。

ただし、ウェットリース機材による運航は、委託先の運航会社の変更や機材変更が就航直前まで続いていた実績があるため、予約後も運航スケジュールや機材に変更が入る可能性があります。出発が近づいたら、予約時点の情報だけで安心せず、航空会社の公式サイトやメールで最新の運航状況を確認しておくことをおすすめします。また、イスラエル情勢は今後も変化しうるため、渡航前には外務省の海外安全情報を必ず確認し、現地の治安状況を踏まえたうえで旅程を検討してください。

ぴりか

地理や旅行が大好きな一般人。東京出身ですが、四国、九州など転々と移住し、今は北陸に住んでいます。学生時代に47都道府県を自転車で制覇。国内旅行業務取扱管理者の資格あり。JGC取得済み。

ぴりかをフォローする
交通・観光ニュース

コメント