JALは2026年10月25日から、東京/成田〜上海/浦東線の運航を再開しました。1日1往復で、成田発JL873便は9時35分に出発し上海に12時20分に到着、上海発JL876便は14時に出発し成田に18時に到着するダイヤです。これにより上海線は羽田・成田・関西の3空港から利用できる体制になりました。
なぜ今、成田線を復便させるのか
今回の復便は、2026年8月18日にJALが発表した2026年度下期(冬ダイヤ)の路線便数計画の一部です。この計画では、成田〜上海線の復便に加えて、羽田〜香港線の増便や、欧州直行便の提供座席数を前年同期比16%拡大するといった国際線強化が同時に打ち出されています。羽田〜ロンドン線・羽田〜パリ線をA350-1000型機で毎日運航にするなど、長距離国際線全体を手厚くする流れの中に、今回の上海線復便も位置づけられています。
JALがこの時期にインバウンド需要の取り込みを強く意識していることも、復便の動機として見逃せません。上海発着の需要を羽田線だけでなく成田線にも分散させることで、羽田の限られた発着枠を長距離路線や香港線の増便に振り分けながら、上海方面全体の提供座席数を増やすという役割分担が成立します。羽田は都心からのアクセスの良さを生かした需要に、成田は空港アクセス交通や周辺地域からの需要、さらに成田を拠点とする他の国際線との乗り継ぎ需要に応える形で使い分けられていると見ることができます。
旅行者への影響と対処法
これまで上海方面へJALで移動する際は羽田・関西からの便を使う必要がありましたが、成田発着という選択肢が増えたことで、成田空港に近い千葉県内や茨城県南部、成田発着の他の国際線・国内線と乗り継ぎたい方にとっては利便性が上がります。往路は午前出発・午後到着、復路も午後出発で同日中に成田へ戻れるダイヤのため、短期の出張や週末を使った上海旅行にも使いやすいスケジュールです。
羽田・関西発着の既存の便と比べて、どちらが自分の旅程に合っているかは、出発地からのアクセス時間と到着後の現地での移動時間を合わせて比較するのがおすすめです。特に羽田発の便を使い慣れている方も、成田線が復便したことで座席の空き状況や運賃に選択の幅が生まれているため、予約時に両方の空港発の運賃・時刻を見比べてから決めると良いでしょう。


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