フィジー・エアウェイズ、成田~ナンディ線を増便 2027年夏から週3便体制に

auto-eyecatch-4230f7ac97 交通・観光ニュース

フィジー・エアウェイズが成田~ナンディ線を週3便に増便

フィジー・エアウェイズが、成田とフィジーの空の玄関口ナンディを結ぶ直行便を2027年夏スケジュールから増便すると発表しました。現在の週2便から1便を追加し、週3便体制に拡大します。

現在の成田~ナンディ線は、成田発FJ350便(成田16:30発→ナンディ翌04:35着)が水・土曜、ナンディ発FJ351便(ナンディ23:55発→成田翌06:10着)が火・金曜に運航されており、使用機材はエアバスA330(ビジネス24席・エコノミー249席または289席の2タイプ)です。2027年夏スケジュールからは、FJ350便が火・木・土、FJ351便が月・水・金に運航される週3便体制に切り替わります。この路線はフィジー・エアウェイズのみが運航する、日本とフィジーを結ぶ唯一の直行便です。

なぜ今、成田~ナンディ線を増やすのか

国際線全体で12.5万席増という拡大戦略の一環

フィジー・エアウェイズは2027年、国際線全体で12万5000席以上を追加する方針を掲げています。成田線の増便は単独の判断ではなく、香港線やシンガポール線など、アジア太平洋地域の主要路線を同時に強化する動きの一部です。日本は同社にとって、拡大対象に選ばれた市場のひとつという位置づけになります。

コロナ前のピークにはまだ遠い日本人訪問者数の回復ペース

フィジー政府観光局によると、2026年1~8月の日本人渡航者数は累計6,869人で、前年同期比16%増でした。8月単月は1,486人(前年同月比3.4%増)で、2024年以降の月別では最多を記録しています。もっとも、2025年通年の実績は8,360人で、コロナ前にピーク時4万人規模だったことを踏まえると、回復の途上にあるのが実情です。フィジー政府観光局は2026年5月に日本市場向けのプロモーション体制を刷新したばかりで、増便はこの市場回復をさらに後押しする狙いがあると考えられます。伸び率は高いものの絶対数はまだ少ないため、増便によって需要を先取りし、回復の波に乗る狙いがあるとみてよいでしょう。

競合のいない独占路線だからこそ打てる増便

成田~ナンディ線は2018年7月、約9年3カ月の運休を経てフィジー・エアウェイズが単独で復活させた直行便です。それ以来、この路線に他社が参入した実績はありません。競合がいない独占路線であるため、増便によって他社に需要を奪われるリスクは低く、自社の判断だけで供給量を調整しやすい路線といえます。日本発の需要が本格的に戻るかどうかまだ見極めが必要な段階でも、まず増便という形で動きやすい環境が整っていることも、今回の決定を後押ししていると考えられます。

旅行者への影響と予約のポイント

週3便に増えることで、これまで水・土発着に限られていた曜日の選択肢が火・木・土に広がり、旅程を組みやすくなります。特に短い休暇でフィジーを訪れたい人にとっては、出発・帰国の曜日を選べる余地が増える点が実用的なメリットです。

フィジーはハネムーンから三世代旅行、ダイビングを目的にした一人旅まで幅広い旅行スタイルに対応できるリゾートとして知られています。直行便は唯一の選択肢であるため競合による値下がりは期待しにくいものの、席数が増えることで、ハイシーズンでも希望の便を確保しやすくなるはずです。年末年始やゴールデンウィークなど需要が集中する時期に旅行を計画している人は、増便後のスケジュールが確定したら早めに予約することをおすすめします。

直行便を使わない場合は、香港やインチョン、ブリスベンなどを経由するルートもありますが、乗り継ぎを含めると移動時間が長くなります。フィジーまでの移動時間を短くしたい人には、今回増える直行便の活用が最も効率的な選択です。増便の詳細な予約開始日・運賃については、今後のフィジー・エアウェイズ公式サイトの発表を確認してください。

ぴりか

地理や旅行が大好きな一般人。東京出身ですが、四国、九州など転々と移住し、今は北陸に住んでいます。学生時代に47都道府県を自転車で制覇。国内旅行業務取扱管理者の資格あり。JGC取得済み。

ぴりかをフォローする
交通・観光ニュース

コメント