東京〜富山の移動費を徹底的に安くする方法【2026年最新版】

旅行ノウハウ

北陸新幹線のおかげで東京〜富山間のアクセスはずいぶん便利になりました。とはいえ正規料金は片道約13,000円前後と、頻繁に往来するとそれなりにかさむ出費です。一方で、購入の仕方次第では同じ区間を9,000円を切る料金で乗れることもあります。

この記事では、北陸新幹線・飛行機・高速バス・車それぞれの料金と節約法をまとめました。

北陸新幹線(JR)で移動する

正規料金

東京〜富山間を走るのは「かがやき」と「はくたか」の2種類です。かがやきは主要駅のみ停車で所要約2時間、はくたかは各駅に停まり約2時間30分。かがやきは全席指定ですが、はくたかには自由席もあります。

チケットの種類料金(通常期)
指定席(窓口・券売機)12,960円
自由席(はくたかのみ)12,430円

えきねっとやe5489でネット購入すると200円安くなりますが、詳細は下記の各サービスの項目をご覧ください。

シーズンによる指定席特急券の料金変動

指定席の特急券にはシーズン加算・割引があります。自由席はシーズンに関係なく年間同額です。

シーズン変動額主な対象時期
最繁忙期+400円GW(4/27〜5/6)・お盆(8/10〜19)・年末年始(12/28〜1/6)
繁忙期+200円春休み・秋の行楽期など
通常期±0円
閑散期−200円1〜2月の平日など

GWや年末年始(最繁忙期)に指定席で乗ると、通常期より400円高くなります。

えきねっとで割引きっぷを買う

えきねっとはJR東日本が運営する無料の会員サービスです。会員になると「新幹線eチケット(トクだ値)」という割引きっぷが購入でき、ネット購入特典として指定席通常より200円安い料金での購入も可能です。

種別購入期限料金(東京〜富山)
新幹線eチケット(通常)出発前日まで12,760円
トクだ値1出発前日まで11,480円
トクだ値14出発14日前まで8,930円

トクだ値14が取れれば正規料金より約4,000円安くなります。予約は乗車1か月前の午前10時に開始しますが、列車・区間・席数が限定のため早めに売り切れることがほとんどです(詳細は高崎分割の項目もご参照ください)。

期間・列車限定で「トクだ値スペシャル21」という50%割引(東京〜富山 6,380円)が設定されることもあります。年に数回のキャンペーン的な設定です。

ポイント還元:えきねっと × ビューカード

えきねっとでビューカードを使って決済すると、JRE POINTが高還元で貯まります。

カードの種類還元率の目安
ビューカード(一般)約5%(VIEWプラス3%+えきねっと特典2%)
ビューカード ゴールド約10%(VIEWプラス8%+えきねっと特典2%)

たとえばゴールドカードで東京〜富山(12,760円)を購入した場合、約1,270ポイント相当が貯まります。貯まったJRE POINTは将来の新幹線きっぷにも充てられるため、定期的に往来する方には特に活用しやすい仕組みです。

e5489(いいごよやく)で割引きっぷを買う

e5489はJR西日本が運営するネット予約サービスです。えきねっとと同様に東京〜富山の北陸新幹線きっぷが購入でき、「eチケット早特」という割引きっぷも取り扱っています。

種別購入期限料金(東京〜富山)
eチケット(通常)12,760円
eチケット早特1出発前日まで11,480円
eチケット早特14出発14日前まで8,930円

料金はえきねっとのトクだ値とほぼ同額です。

ポイント還元:e5489 × J-WESTカード

e5489でJ-WESTカードを使って決済するとWESTERポイントが貯まります。

カードの種類還元率の目安
J-WESTカード(ベーシック)最大約5%
J-WESTカード ゴールド最大約5.5%
その他のカード(eチケット利用時)約2%

J-WESTカードを持っていなくてもeチケット購入で2%は還元されます。えきねっと×ビューカードとほぼ同水準の還元が得られるのでe5489ユーザーにとっては嬉しい仕組みです。

上野・大宮から乗る場合

上野、大宮から乗車する場合、東京駅から乗車するときよりも若干安くなります。自身の居住地や目的地に応じて使い分けるのがよいでしょう。

上野から乗る場合:
上野駅は「東京都区内」に含まれるため、乗車券の計算は東京発と変わりません。特急券のみ210円安くなります。

種別料金
新幹線eチケット(通常)12,550円
トクだ値14約8,720円

大宮から乗る場合:
大宮は東京都区内の外にあるため、乗車券・特急券ともに東京発より安くなります。

種別料金
指定席通常(窓口)12,640円
新幹線eチケット(通常)12,440円
トクだ値1 / eチケット早特111,190円
トクだ値14 / eチケット早特148,700円

差額は東京発より通常で300円前後、割引きっぷで230円ほどです。大宮まで来やすい方にとっては選択肢の一つになります。大宮からとまるのははくたかのみである点も覚えておきましょう。

高崎分割という手もある(体験談)

はくたかは高崎にもとまります。「東京〜高崎」と「高崎〜富山」を別々に購入する「高崎分割」という方法があります。

直通の早特14はほぼ取れない——これが正直なところ

東京〜富山の早特14(トクだ値14・eチケット早特14)は、予約開始の午前10時に一気に埋まります。何度か挑戦しましたが、乗車1か月前のほぼ定刻に確認しても完売していることがほとんどで、取れた試しがありません。

一方、高崎〜富山の早特14は比較的席が残っていることが多く、こちらは予約できるケースが多いです。

高崎〜富山の主な料金:

種別料金
指定席通常(窓口)10,670円
新幹線eチケット(通常)10,470円
eチケット早特1 / トクだ値19,420円
eチケット早特14 / トクだ値147,320円

東京出発の場合

東京〜高崎は自由席を使います。

  • 東京〜高崎(乗車券+自由席特急券):4,490円

東京→高崎(自由席)4,490円 + 高崎→富山(eチケット早特14)7,320円 = 合計 11,810円

大宮出発ならさらにお得

大宮〜高崎間も自由席が使えます。

  • 大宮〜高崎(乗車券+自由席特急券):3,210円

大宮→高崎(自由席)3,210円 + 高崎→富山(eチケット早特14)7,320円 = 合計 10,530円

東京〜富山のeチケット通常(12,760円)より、東京出発では950円、大宮出発では2,230円安くなります。

乗り換えは不要——改札処理のコツ

「高崎で乗り換えが必要では?」と思われるかもしれませんが、実際には乗り換えは必要ありません。同じはくたかに東京から富山まで乗り続けるだけです(指定席→自由席に移動する必要はあります)。

ただし、高崎〜富山のeチケット早特14はその区間分のきっぷです。東京〜高崎の分は別途、自由席のeチケットか紙のきっぷを用意しておく必要があります。富山、もしくは東京や大宮の改札で出る際に、駅員さんに高崎〜富山のeチケットと東京〜高崎のきっぷの両方を提示すれば問題なく処理してもらえます。

実際に利用した際も、同じはくたかに乗り続けてそのまま大宮まで。降りるときに改札でスマートフォンの予約情報をまとめて見せるだけで通れました。直通の早特が完売していた状況でこの方法に助けられた経験があります。

日本旅行の日帰り新幹線パック

日本旅行では、北陸(富山・金沢・福井)と東京を結ぶ「限定列車で行く日帰り新幹線プラン」をインターネット限定で販売しています(北陸→東京→北陸のみ)。往復の北陸新幹線指定席と東京メトロの乗り放題チケット(Tokyo Subway Ticket)がセットになったパックです。

利用できる列車には制限があり、以下の通りです。主に早朝深夜の列車となっています。

設定期間2026年4月1日〜9月30日
料金20,000円〜24,600円(往復・1名)
予約締切出発の4日前12:00まで

注意点として、予約後の日程・列車変更はできません。指定列車に乗り遅れた場合、後続の自由席への振替もできないため、確実に利用できる日のみ購入するようにしてください。往復きっぷは自宅への宅配便で送付されます(送料無料)。

飛行機(ANA)で移動する

ANAが羽田〜富山きときと空港を1日3往復運航しています(JALは就航なし)。フライト時間は約50分ですが、空港アクセスや搭乗手続きを含めるとトータルの移動時間は新幹線とほぼ変わらないことも多いです。

ANA新運賃

2026年5月19日搭乗分より、ANAの国内線運賃体系が「シンプル」「スタンダード」「フレックス」の3種類に刷新されました。

運賃タイプ価格水準座席指定予約変更払戻
シンプル最安値出発24時間前から不可手数料あり
スタンダード中間事前指定OK手数料あり手数料あり
フレックス正規運賃事前指定OK無料無料

シンプル運賃を選ぶ際の注意点

シンプル運賃は最も安い選択肢ですが、座席指定ができるのは出発の24時間前からです。窓側か通路側かを選べないまま搭乗日を迎えることになるため、席の場所を気にする方はスタンダード運賃を検討するのがよいかもしれません。また予約変更も不可のため、日程が固まってから購入するのが安心です。

価格は時期・残席状況によって大きく変動します。詳細・最新価格はANA公式サイトでご確認ください。

マイルで特典航空券を取る

ANA国内線特典航空券(普通席)に必要なマイル数は以下のとおりです(2024年10月27日以降の搭乗分からの改定値)。

シーズン必要マイル(片道)
ローシーズン6,000マイル
レギュラーシーズン6,500マイル
ハイシーズン9,000マイル

特典航空券は出発355日前から予約が可能です。繁忙期はマイル消費量がぐっと増えるため、閑散期を狙うのが賢明です。

トクたびマイルを活用する

ANAには「今週のトクたびマイル」という期間限定サービスがあります。通常より少ないマイルで国内線特典航空券が取得でき、設定時の必要マイルは片道3,000〜5,500マイル程度です。

羽田〜富山は体感として月に1回程度は設定されている印象です。幹線路線よりも地方路線の方がトクたびマイルに選ばれやすく、富山線はその恩恵を受けやすい路線の一つだと感じています。個人的にも、この制度を利用して富山への移動コストを大幅に抑えた経験があります。マイルが貯まっている方はこまめにチェックする価値があります。

毎週月曜日ごろに翌週分の対象路線が公開されるので、ANA公式サイトの「今週のトクたびマイル」ページをブックマークしておくと便利です。

なお、2026年3月末をもって一時休止(システムリニューアルのため)となっており、夏ごろ再開予定です。

高速バスについて

東京〜富山間の高速バスは、富山地方鉄道と西武バスが共同で運行しています。本来の片道料金は5,300〜8,900円程度(区間・日程により差あり)と、新幹線より大幅に安い移動手段です。

ただし、2025年現在は運休中の状態です(富山地方鉄道公式サイトで「運休中」と表示されています)。再開時期は富山地方鉄道の公式サイトをご確認ください。運行が再開されれば、時間よりコストを優先したい方には有力な選択肢となります。

そのほかの移動手段

車(高速道路)

車で東京〜富山を移動する場合、主なルートが2つあります。

ルート①:関越道→上信越道→北陸道(碓氷・軽井沢経由)

  • 距離:約476km
  • 所要時間:約5時間40分
  • 高速料金(ETC):約10,860円

ルート②:関越道→長岡JCT→北陸道(長岡経由)

  • 距離:約486km(①より約10km長い)
  • 所要時間:約5時間20分(①より約20分短い)
  • 高速料金:同程度

距離は①の方が短いですが、②の長岡経由は所要時間が短くなりやすいです。関越道は直線区間が多くカーブが少ないため体感的に疲れにくく、長距離運転に慣れていない方にもおすすめしやすいルートです。①は長野県内の山岳部を通るため、運転に自信のない方は少し緊張する区間があるかもしれません。

ガソリン代を合わせた実費は出発地によって異なりますが、2〜3人以上での旅行では一人あたりのコストが新幹線を下回ることも多いです。荷物が多い旅や途中で観光する予定があるなら、車は十分に現実的な選択肢です。

在来線(青春18きっぷ)

以前は北陸本線がJR線として全線つながっており、青春18きっぷを使って在来線だけで東京〜富山を移動することもできました。しかし北陸新幹線の開業に伴い、富山周辺の北陸本線は「あいの風とやま鉄道」として第三セクター鉄道に移管されています。第三セクター区間は青春18きっぷでは利用できないため、現在は東京から富山まで18きっぷだけで直接行く経路がありません。

迂回するとすればJR高山本線経由(富山〜高山〜岐阜〜名古屋方面)しかありませんが、東京からだと東海道線で名古屋に出てから高山本線で富山に入るという大回りになります。所要時間も10時間以上かかる場合があり、現実的な選択肢とはいいにくいのが正直なところです。

まとめ:状況別に見るおすすめの選択肢

状況おすすめの手段
早めに日程が決まったえきねっと トクだ値14(8,930円)または e5489 eチケット早特14
直前でも少し安くしたいえきねっと トクだ値1・e5489 eチケット早特1(11,480円)
早割が売り切れていた高崎分割・東京出発(11,810円)または大宮出発(10,530円)
埼玉・群馬方面在住大宮→高崎→富山(10,530円)または大宮からのトクだ値14(8,700円)
マイルが貯まっているANA特典航空券(6,000マイル〜)/ トクたびマイル再開後を狙う
複数人・荷物多め車(高速道路)も検討の余地あり

新幹線のきっぷは「14日前まで」という締め切りを一つ意識するだけで、出費が大きく変わります。旅の日程が決まったらまずえきねっとかe5489を開いてトクだ値14・eチケット早特14の残席を確認する——それだけで数千円の節約につながります。

※料金はいずれも通常期・一般的な条件における目安です。時期・残席・路線設定の変更により変動します。ご購入前に各公式サイトでご確認ください。

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地理や旅行が大好きな一般人。東京出身ですが、四国、九州など転々と移住し、今は北陸に住んでいます。学生時代に47都道府県を自転車で制覇。国内旅行業務取扱管理者の資格あり。JGC取得済み。

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