タイガーエア台湾、高雄発石垣・小松に新規就航 週2往復のチャーター便

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石垣線・小松線の運航概要

石垣線は水曜と日曜の週2往復です。IT762便が高雄を午前8時15分に出発して石垣に午前11時ごろ到着し、折り返しのIT763便は石垣を午前11時に出発して高雄に午前11時10分ごろ到着します。所要時間は石垣発が約1時間10分、高雄発が約55分です。使用機材はエアバスA320型機です。

小松線は木曜と日曜の週2往復です。木曜はIT294便が高雄を午前8時に出発して小松に午後0時5分着、IT295便が小松を午後0時55分に出発して高雄に午後3時25分着というダイヤです。日曜は出発時刻が高雄午前8時15分・小松午後1時5分にずれます。機材は座席数180席のエアバスA320型機です。

両路線とも就航記念として、6月3日限定でセール運賃(片道1,599台湾元、税別、日本円で約8,100円)が発売されました。ただし本記事執筆時点(2026年9月3日)ではこのセール自体は終了しており、通常運賃での購入となります。正確な運賃は予約時に公式サイトで確認してください。

なぜ高雄から石垣・小松への路線なのか

小松にとっては7年ぶりの新規国際線

小松空港にとって高雄線は、ソウル・上海・台北・香港に続く5番目の国際定期路線であり、新規路線の開設としては7年ぶりです。すでに就航している台北(桃園)線と合わせると、小松と台湾を結ぶ便は週合計11往復まで積み上がります。北陸は近年、台湾からの観光客が金沢・白川郷方面への主要な送客源になっており、既存の台北発着に加えて高雄を中心とする台湾南部からも直接便を確保できれば、送客元の分散とインバウンド需要の底上げにつながります。

石垣にとっては台湾側の窓口が2つに

新石垣空港には、すでにチャイナエアラインが台北(桃園)線を季節運航(4月〜10月、水・土曜週2往復)しているほか、タイガーエア台湾自身も2025年7月に台北〜石垣線を開設済みで、2026年6月には週2便から週4便へ増便したばかりです。ここに高雄発の便が加わったことで、石垣は台北・高雄という台湾の二大都市それぞれから直行できる、数少ない日本の地方空港になりました。沖縄本島を経由せず、先島諸島に台湾から直接人を呼び込める体制が強化された形です。

高雄を軸にした地方空港シフト

那覇〜高雄線はすでにチャイナエアラインとタイガーエア台湾自身を含む複数社が競合する路線になっています。高雄発着で新規に利用者を伸ばすなら、那覇のような大都市圏よりも、まだ直行便のない地方空港を狙うほうが競合が少なく参入しやすいと考えられます。タイガーエア台湾は同時期に高雄〜仙台線も運航しており、石垣・小松に続いて仙台でも高雄を起点にした路線展開を進めています。台北(桃園)一極集中だった対日路線網を、高雄を第二の窓口として地方空港へ広げていく動きの一環とみてよさそうです。

いずれの新路線もチャーター便としての設定で、10月24日までの期間限定という位置づけです。需要を見極めたうえで冬ダイヤ(10月25日以降)や2027年以降に定期便化するかどうかを判断する、低リスクの市場テストの性格が強いといえます。

旅行者への影響と対策

石垣・小松のどちらの路線も、現時点では10月24日までの期間限定チャーター便です。冬ダイヤ以降の継続や定期便化はまだ発表されていないため、この路線を使って旅行を計画する場合は、タイガーエア台湾の公式サイトで最新の運航スケジュールと運賃を必ず確認してから予約してください。

便数は週2往復のみなので、石垣線は水曜・日曜、小松線は木曜・日曜の出発に旅程を合わせる必要があります。乗り継ぎの都合をつけにくい場合は、無理に高雄便に固定せず、台北(桃園)経由の便も選択肢に入れておくと日程の自由度が上がります。

小松からは、これまでより乗り継ぎなしで台湾南部(台南・高雄・墾丁方面)へアクセスしやすくなります。逆に高雄側から見れば、これまで台北を経由しないと行けなかった北陸(金沢・白川郷)や石垣島(西表島など八重山諸島への玄関口)に直接足を運べるようになった点は、台湾側の旅行者にとってもメリットです。日本発で高雄・台湾南部を訪れたい人にとっても、選択肢が増えたことは歓迎材料といえるでしょう。

ぴりか

地理や旅行が大好きな一般人。東京出身ですが、四国、九州など転々と移住し、今は北陸に住んでいます。学生時代に47都道府県を自転車で制覇。国内旅行業務取扱管理者の資格あり。JGC取得済み。

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