JAL成田~メルボルン線が毎日運航に 787-9型機投入で冬ダイヤから増便

交通・観光ニュース

日本航空(JAL)は2026年10月26日から、東京/成田~メルボルン線を増便し、毎日運航に切り替えました。これまで成田発が火・金・日曜日、メルボルン発が月・水・土曜日の週3往復だったダイヤを、冬ダイヤ(2026年10月25日~2027年3月27日)開始にあわせて毎日運航に拡大しています。

運航スケジュールは、成田17:40発・メルボルン翌05:40着のJL773便と、メルボルン07:20発・成田15:20着のJL774便です。あわせて使用機材もボーイング787-8型機から787-9型機へ大型化しました。JALの787-9型機(新仕様)は3クラス203席(ビジネスクラス52席、プレミアムエコノミー35席、エコノミークラス116席)で、787-8型機の161席(ビジネスクラス38席、プレミアムエコノミー35席、エコノミークラス88席)と比べてビジネスクラスが14席、エコノミークラスが28席増えています。増便と機材大型化が重なったことで、成田~メルボルン線の総供給座席数は大きく積み増しされたことになります。

なぜ今、デイリー化したのか

JALがこのタイミングで増便に踏み切った背景には、日豪間の双方向の需要があります。日本側では、オーストラリアからのインバウンド需要が冬季のスキー・スノーボードシーズンに向けて拡大しており、北海道のパウダースノーを目当てに訪れるオーストラリア人旅行者の増加が続いています。実際にJALは2026年1月6日から2月28日まで羽田~新千歳線も増便しており、オーストラリア発のインバウンド需要を北海道路線とメルボルン線の両方で取り込もうとしていることがうかがえます。

一方のオーストラリア側では、これからの時期が南半球の夏休みシーズンにあたり、日本からオーストラリアへ向かう旅行需要もピークを迎えます。往路・復路それぞれで異なる季節要因が重なり、年間を通じて偏りの少ない需要が見込める点が、週3便から毎日運航への引き上げを後押ししたとみられます。

競合動向も無視できません。カンタス航空は2025年12月15日から2026年3月28日まで、シドニー~新千歳線に季節直行便を就航させ、スキーシーズンのピークに合わせて2万席以上を投入する計画です。日豪間のスキー需要を狙った供給拡大は他社でも進んでおり、JALのメルボルン線デイリー化もこうした競争環境のなかで座席占有率を確保する狙いがあると考えられます。

旅行者への影響と対処法

毎日運航になったことで、これまで曜日の制約で予約が取りにくかった日程でも成田~メルボルン線を利用しやすくなりました。特に冬休み・年末年始・スキーシーズンにメルボルンや周辺のスキーリゾートへ向かう場合、搭乗日の選択肢が広がった分、早めに運賃を比較して予約することをおすすめします。

787-9型機への変更でビジネスクラスの座席数が増えたため、マイルを使った特典航空券やアップグレードを狙う場合は、従来の787-8型機運航時より当選・発券の余地が広がった可能性があります。日程に余裕がある方は、JALの公式サイトで搭乗予定便の機材をあらかじめ確認し、空席照会のタイミングを計ってみるとよいでしょう。往路・復路で発着時刻が深夜・早朝にまたがるため、現地到着後の移動手段(空港からメルボルン市内への交通機関の始発時刻など)も事前に確認しておくと安心です。

ぴりか

地理や旅行が大好きな一般人。東京出身ですが、四国、九州など転々と移住し、今は北陸に住んでいます。学生時代に47都道府県を自転車で制覇。国内旅行業務取扱管理者の資格あり。JGC取得済み。

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