大阪万博では様々なパビリオンがありどこに行けばいいか迷ってしまいます。
この記事では、筆者が実際に体験したパビリオンをエリアごとに紹介します!
エンパワーリングゾーン
アメリカパビリオン
- 当日先着順のみ
- 並び時間長め(2時間〜)
「万博の王道」といえるパビリオン。一度は体験したい。アメリカ各地、技術力などを映像を中心に紹介。大谷翔平も出てくる。スペースシャトル発射の映像は圧倒される。月の石を見ることができる。
フランスパビリオン
- 当日先着順のみ
- 列は長いが回転が速い
ルイヴィトン・ディオールなどが提供となっている芸術的なパビリオン。ファッション好きや芸術好きにおすすめ。日仏の象徴的な建物のつながりを表現した展示は必見。
ベトナムパビリオン
- 当日先着順のみ
ベトナムの民族衣装や工芸品などの文化の展示、紹介。時間次第では水上人形劇と演奏を見ることができる。
カタールパビリオン
- 当日先着順のみ
カタールの海を表現したパビリオン。カタール各地が地図や写真で紹介されておりそれを順にたどっていく。
アラブ首長国連邦パビリオン
- 当日先着順のみ
- 並び時間はかなり短い
ナツメヤシの木でできた柱が室内に多量に建てられている特徴的なパビリオン。中では現地スタッフがアラブ首長国連邦に関する物品の説明をしてくれる。各地の砂の展示もある。
カナダパビリオン
- 当日先着順のみ
- 日中は多く並び、入場制限がかかり並べなくなることも。
入口でiPadを渡され、中にある流氷を模したものをiPadでのぞくとカナダ各地の風景が見ることのできる仕組みになっている。冒険心を掻き立てられおもしろい。
ポルトガルパビリオン
- 当日先着順のみ
外観はロープが釣り下がっており特徴的。中は海をテーマにしたパビリオン。日本とポルトガルの古くからのつながりを感じられる。海洋環境を守るメッセージ性のある没入感ある映像を見ることができる。
コロンビアパビリオン
- 当日先着順のみ
コロンビア各地の名産品を手に取って触れる展示は興味深い。また、アマゾンから高山まで幅広い環境がある国であり、生物多様性を学ぶことができる。
スイスパビリオン
- 当日先着順のみ
- 列は長いがスムーズ
球体が連なった特徴的な外観。軽い素材で、解体後も別に利用できエコであるとのこと。スイスの切り絵、シャボン玉が見どころ。最後はハイジのイラストと記念撮影ができる。
オーストリアパビリオン
- 当日先着順のみ
- 区切って入場するため流れは遅く比較的待つ
入場すると、世界で16台しかないグランドピアノがお出迎え。オーストリアと日本との関係性のムービーと共に、ピアノが自動演奏で音楽を奏でる様は圧巻。
ブラジルパビリオン
- 当日先着順のみ
人やアマゾンの動物の形をしたオブジェが密集するアートな空間。サプライズでポンチョの配布があることも。
中国パビリオン
- 当日先着順のみ
- 列の流れはスムーズ
はじめに紀元前16世紀頃の貴重な展示品がいくつかあり、その後は中国の歴史や観光の紹介。十二時辰をテーマにした映像は必見。中国の技術力を示すコーナーでは月の砂を見ることができる。
モザンビークパビリオン
- 当日先着順のみ
- 空いている
アフリカ南東部の国。宗主国はポルトガルでポルトガル語が多く話される国。2階ではモザンビークの紹介映像を見ることができる。展示スペースではたまに現地の方が楽器を演奏してくれる。
トルクメニスタンパビリオン
- 当日先着順のみ
- 比較的並ぶ
中央アジアの旧ソ連の構成国の一つ。独裁的な体制で、パビリオンでも独裁国家を感じられる。入り口には大統領の肖像あり。トルクメニスタンを称賛しつつ紹介する映像が流れ圧巻。
マルタパビリオン
- 当日先着順のみ
幕末の遣欧使節団がマルタに送った甲冑と、マルタ騎士団の甲冑が並べて展示されており、日本との繋がりを感じられる。マルタの歴史が学べる。
アイルランドパビリオン
- 当日整理券配布
- 朝夕は自由入場できるが、整理券がないと生演奏は見れない。
整理券は9時と13時20分の2回配布。人気で整理券にも列ができる。アイルランドの自然や文化の説明の後に、ケルト神話の中に入っていくような生演奏と映像を楽しめる。またその最中に観客も踊りに参加することができる。
マレーシアパビリオン
- 当日先着順のみ
マレーシアの地域ごとの料理の紹介や、未来のマレーシアの都市の紹介など。
コネクティングゾーン
ルクセンブルクパビリオン
- 当日先着順のみ
- 25人ずつの入場で時間がかかる
ルクセンブルクの人、言語、土地、技術の紹介など。映像が多め。ネットの上で寝転がりながらみれる映像が圧巻。
ドイツパビリオン
- 当日先着順のみ
- 列は長いが回転はいい。並びながらステージを見れる。
入り口でサーキュラーというキャラクターを配布され、それを解説板に当てることで音声案内してくれる。循環型社会がテーマ。屋上にドイツ各地の紹介あり。
韓国パビリオン
- 当日先着順、事前予約、当日予約
自分の大事なものをマイクに吹き込み、全員の声を音楽として光のショーにのせる演出。韓国の水素技術の紹介。最後にはKPOPとクラシックが合わさった感動的な映像あり。
アゼルバイジャンパビリオン
- 当日先着順のみ
入り口のアーチに回る女神像あり目を引く。中にはカーテンに映されるアゼルバイジャン紹介の映像、関連するものの展示だが数は多くない。
トルコパビリオン
- 当日先着順のみ
国旗にもなっている三日月と太陽のオブジェが目を引く。日本との繋がりの象徴であるエルトゥールル号の展示あり。トルコ紹介の映像あり。奥には売店、トルコの市場のよう。
スペインパビリオン
- 当日先着順のみ
- 待ち時間短め
最初の部屋は大航海時代からの海を通じた日本との繋がりに着目し黒潮をテーマとした展示。技術の紹介も。次の部屋はスペインらしいオレンジの部屋にポストカードが飾られている。
サウジアラビアパビリオン
- 当日先着順のみ
- 列はかなり長い時間あるが流れはスムーズ
入って最初の広場では現地の方が演奏や機織りを披露していることがある。いくつかの建物に分かれており、サウジアラビアの自然、文化、芸術、人物などの紹介がある。2030年にリヤドで万博あり、その紹介も。
インドネシアパビリオン
- 当日先着順のみ
入場時にコーヒーがもらえる。実際の植物で作られたジャングルが広がる。インドネシア各地の絶景の映像。新首都のヌサンタラの完成予想のジオラマも。影画劇のドキュメンタリー映像もある。
インドパビリオン
- 当日先着順のみ
- 頻繁に入場制限かかるが、タイミング合えば入場は早い。
インドの美術品、技術、文化などの紹介。奥には雑貨屋があり、現地のように値段交渉などもできて面白い。
ウズベキスタンパビリオン
- 当日先着順のみ
- 列制限かかることも。
地下、地上と分かれており、地下ではウズベキスタンの紹介展示。スタッフの説明を聞きながら回れる。その後映像の視聴。ブルーモスクなどウズベキスタンの美しい風景が映し出される。映像を見ている間に気がついたら地上へ。日本各地の木材で作られた特徴的な庭園を散策できる。
セルビアパビリオン
- 当日先着順のみ
- 待ち時間は長め。待機場所に日陰なく注意。
「遊び」がテーマのパビリオン。ビー玉を転がしてピタゴラスイッチのように楽しめる仕掛けがある。アバターを作ったりすることもできる。最後にはセルビア国旗の色をしたビー玉を記念に持ち帰れる。
バングラデシュパビリオン
- 当日先着順のみ
バングラデシュ特産品の布製品などの展示。さまざまな種類がある。
セネガルパビリオン
- 当日先着順のみ
セネガルの特産品、自然、文化などの展示がある。最後に奴隷貿易の拠点であったゴレ島についての解説映像があり、過去の苦悩の歴史について考えさせられる。
セービングゾーン
ベルギーパビリオン
- 当日先着順のみ
- 列は長いが回転はいい
医療に特化した内容。ベルギーではワクチン製造も盛んで、コロナ禍で日本にも輸出していた。さまざまな医療技術についての解説。
イタリア・バチカンパビリオン
- 当日先着順、事前予約、当日予約
- 朝一以外は5時間以上待つことが多い。待つのも一つの経験と思って待つのが良い。
大人気パビリオン。まず映像の視聴、スクリーンが開き美術品の展示。日本との繋がりを示す伊東マンショの肖像や大正時代にイタリアから日本に飛行した木製飛行機の模型の展示あり。メインの古代ローマの彫刻「ファルネーゼのアトラス」は圧巻。バチカンコーナーでは普段バチカン美術館で展示されている「キリストの埋葬」を見ることができる。
シンガポールパビリオン
- 当日先着順のみ
- 列は長いが回転が速い。
シンガポールの自然や環境にやさしい技術などの紹介。メッセージを書きスクリーンの一部に写される仕組みもある。
ブルガリアパビリオン
- 当日先着順のみ
- 映像視聴の入れ替わり制であり待ち時間は長め
映像を2つ視聴する。はじめは乳酸菌、ヨーグルトについて、ブルガリア発祥のキリル文字についてなど。前回の大阪万博からブルガリアヨーグルトがブームになったさまを学べる。二つ目は人類の未来について。
オマーンパビリオン
- 当日先着順のみ
入り口は天井に水が張ってあり、日中は水の波の影が廊下に写りとても美しい。砂漠の国で水が大切であるため、水をテーマにした映像を2本鑑賞する。1本目は全方位スクリーンで芸術的に、2本目は大型スクリーンでオマーンの紹介も含まれる。
ハンガリーパビリオン
- 当日先着順のみ
まずはアート作品の鑑賞、時間が来るとステージに案内される。ドーム状のステージの中には民族衣装を着た現地スタッフがおり、幻想的な雰囲気の中ハンガリー民謡を生で披露してくれる。
ポーランドパビリオン
- 当日先着順、事前予約、当日予約
ポーランドの自然、芸術の紹介など。自分の性質を表した薬草の画像を作れる。草原の音を再現したコーナーも。最後にショパンコンクールの紹介映像。
ルーマニアパビリオン
- 当日先着順のみ
- 20分おきの入場
ルーマニアの歴史、文化、技術などの紹介映像ののちに、楽器の生演奏あり。2階には美術品の展示とワークショップ。
英国パビリオン
- 当日先着順のみ
- 待ち時間長め。入場制限も。
積み木をモチーフに、イギリスが過去行ってきた産業革命などのイノベーションの紹介から、今後のイノベーションのためのアイデアを考えさせる構成。ゲームなどもあり楽しめる。
アンゴラパビリオン
- 当日先着順のみ
少女がマラリアにかかるが医療により救われる内容の映像を鑑賞。物語に引き込まれる。アンゴラにおける医療アクセスの発展を感じさせられる。
アルジェリアパビリオン
- 当日先着順のみ
アルジェリアの歴史、観光、都市などの紹介展示や映像あり。240万年前の石器の展示も。
カンボジアパビリオン
- 当日先着順のみ
カンボジアの水田と、アンコールワット、コーケー遺跡を再現したパビリオン。実際にカンボジアを訪れた気分になる。
バルトパビリオン
- 当日先着順のみ
ラトビアとリトアニアの共同出展。ミャクミャクが盗まれた後、大量に寄付されたことで有名。内部は白基調の爽やかな雰囲気。バルトの自然をテーマに薬草の展示など。
EUパビリオン
- 当日先着順のみ
自然、持続可能性などSGDs的な展示。枯山水をかく機械が有名。
東ゲートゾーン
大阪ヘルスケアパビリオン
- 体験は事前予約、当日予約のみ。
- 心筋シートなどを見る入場のみなら先着順でできるが規制がかかることが多い。
リボーン体験では、自身の現在の健康データを解析され、それを基に25年後の自分の様子が映し出される。さまざまな健康に関する企業が出展する体験を行い、未来の自分の状態を良くしていく。入場自由ゾーンにはiPS細胞でできた心筋シートと人間洗濯機の展示あり。
関西パビリオン
- 事前予約、当日予約のみ
関西各県(福井、滋賀、三重、京都、兵庫、和歌山、徳島、鳥取)のブースあり。福井はライトで恐竜発掘、滋賀は映像に合わせて多量の球体が動くショー、京都は酒の試飲、徳島は徳島まで500円で行ける券の配布、鳥取は砂丘の砂などの見どころ。
住友館
- 事前予約、当日予約。当日枠もあるが、枠は少なくかなり困難。
森の中をランタンを持って冒険。生態系を感じられる。その後観るダンサーが躍りつつ映像が流れるショーは感動的。
電力館
- 事前予約、当日予約のみ
入り口でタマゴ型の機械を受け取り、さまざまなゲームを行うことで発電できる可能性があるものを探る。その後光のショーを観る。
日本館
- 事前予約、当日予約。朝夕は自由入場あり。
循環型社会を表現するパビリオン。パビリオン内で万博会場で出たゴミからバイオマス発電する施設もある。藻類からプラスチックを作る様子も見学でき、様々な藻類に模したキティちゃんが見どころ。火星の石を触ることもできる。
西ゲートゾーン
飯田グループ×大阪公立大学共同出展館
- 事前予約、当日予約、当日先着順
西陣織でできた建物の外壁は見どころ。中には、未来の住宅についての展示や、未来の街の壮大な模型がある。人工光合成の研究についても学べる。
フューチャーゾーン
未来の都市
- 事前予約、当日予約、当日先着順
さまざまな企業が最新技術を展示している。Kawasakiの乗って歩く動物型ロボットなど。