東京から成田空港まで安く行く方法まとめ|最安ルート・料金・所要時間を徹底解説

旅行ノウハウ

成田空港へは、東京駅や都心からさまざまな交通手段があります。料金も所要時間も手段によって大きく異なるため、「できるだけ安く行きたい」「荷物が多いから楽に行きたい」など、自分の状況に合わせた選択が大切です。この記事では、鉄道・バスそれぞれの方法と料金・所要時間を詳しく整理し、株主優待券や知られざる節約ルートまで幅広く紹介します。

鉄道で行く方法

主に京成線を使うルート、JRを使うルートがあります。京成は京成上野駅や日暮里駅、もしくは直通先の都営浅草線・京急線からのアクセスになります。JRは普通列車であれば東京駅・新橋駅・品川駅などから、成田エクスプレスを使えば新宿駅・渋谷駅などからも直接アクセス可能です。

京成本線・アクセス特急(最安の鉄道移動)

時間に余裕がある場合は、京成電鉄の普通列車・アクセス特急が最安です。

スカイアクセス線経由(日暮里・京成上野→成田空港):IC運賃1,267円/現金1,280円(所要時間65〜80分)
京成本線経由(日暮里→成田空港):IC運賃1,052円/現金1,060円(所要時間80〜90分)

どちらも特急料金は不要で、日中は10〜20分おきに発車します。特にアクセス特急は空港直通で、乗り換えなしの便利なルートです。

スカイライナー(最速・快適)

スピードと快適さを重視するなら、京成のスカイライナーが最有力です。日暮里から空港第2ビル(第2ターミナル)まで最短36分、成田空港(第1ターミナル)まで最短41分で、全列車が途中無停車で走ります。

運賃(IC)1,267円+指定席特急券1,300円=合計2,567円(現金2,580円)。
全席指定で、Wi-Fi・電源完備・荷物置き場も充実しています。短時間で確実に座りたい方や荷物が多い方におすすめです。

なお、出発駅が上野・日暮里に限られるため、そこまでの移動時間と費用は別途かかります。

JR(普通列車で行く方法)

東京駅から総武快速線経由で成田空港へ。乗り換えなしの列車もあります。ただし成田空港への直通列車は約1時間に1本程度のため、出発前に時刻を確認してから向かうのがおすすめです。

IC運賃1,342円/現金1,340円(所要時間約90分)。SuicaやモバイルSuicaで利用可能で、運賃を抑えたい人におすすめです。

成田エクスプレス(速くて快適)

指定席制の特急列車で、東京から成田空港まで最短60分。

乗車券(IC)1,342円+特急券1,730円=合計3,072円。えきねっとでチケットレス購入なら2,972円、席数限定の「トク割」なら最大35%OFFの2,462円〜で購入できます。全席指定・Wi-Fi・コンセント完備で、快適性を重視するなら最適です。学生は乗車券部分に学割も使えます。

えきねっとはスマートフォンから発車直前まで購入でき、発券不要でSuicaで改札を通れます。ビューカード(一般)で購入すると3.0%、ビューカードゴールドなら8.0%のJRE POINTが還元されます(VIEWプラス適用)。JRE POINTが貯まっていれば東京〜成田空港間の特急券をポイント交換することも可能です(目安:約1,280ポイント前後)。

成田駅で京成→JRに乗り換えるルート(節約重視)

京成線で成田駅まで向かい、そこからJR成田線に乗り換えて成田空港へ行くルートです。徒歩約5分の乗り換えが必要ですが、総額を抑えられます。

京成上野発

京成上野→京成成田:IC859円(現金860円)
JR成田→空港第2ビル:IC199円(きっぷ200円)
JR成田→成田空港(第1ターミナル):IC242円(きっぷ240円)
合計:空港第2ビル1,058円/成田空港1,101円

日暮里発

日暮里→京成成田:IC796円(現金800円)
JR成田→空港第2ビル:IC199円(きっぷ200円)
JR成田→成田空港(第1ターミナル):IC242円(きっぷ240円)
合計:空港第2ビル995円/成田空港1,038円

京成本線の特急・快速で京成成田まで70〜80分、そこからJR成田線で10分程度です。京成直通よりさらに安く、節約派におすすめです。

船橋でJR→京成に乗り換えるルート(東京駅からも安い)

東京→船橋(JR総武線)、徒歩で京成船橋に乗り換えて成田空港へ。JR直通より安く、時間もほぼ同じです。

JR東京→船橋:IC406円(現金410円)
京成船橋→成田空港:IC758円(現金760円)
合計:IC1,164円(現金1,170円)
所要時間:75〜90分。

東成田駅で下車して第2・第3ターミナルへ(穴場の節約ルート)

あまり知られていませんが、東成田駅(京成東成田線)の改札外から成田空港第2ターミナルまで、全長約500mの地下通路が通じています。空港第2ビル駅まで乗り通すより安い運賃で、徒歩約10分で第2ターミナルに到達できます。

東成田駅は、1978年の成田空港開港時に「成田空港駅」として開業した初代のターミナル駅です。1991年に現在の成田空港線(空港第2ビル駅・成田空港駅)が開通した際に「東成田駅」に改称され、空港の玄関口としての役目を終えました。長い地下通路はその当時の面影を色濃く残しており、空港マニアの間では知る人ぞ知るスポットでもあります。

ルートと料金

日暮里から京成本線に乗り、京成成田の次の東成田駅で下車します。改札を出たあと、地下通路を進むと成田空港第2ターミナルに到着します。

日暮里→東成田:IC約955円(空港第2ビルまで乗り通した場合は約1,025円のため、約70円節約)

注意点

地下通路の使用可能時間は5:20〜23:15です。深夜・早朝便の利用者は通路が閉まっているため使えません。
第2・第3ターミナル利用者向けのルートです。第1ターミナル利用者はさらに連絡バスが必要なため、このルートのメリットが薄くなります。また通路は薄暗く500mほど歩くため、大型スーツケースが複数ある場合はやや大変です。

株主優待乗車証でさらに安く行く方法

京成電鉄は株主に対して「株主優待乗車証」(片道乗車証)を年2回配布しており、これが全国のチケットショップで流通しています。株主でなくてもチケットショップで購入できるため、事前に準備しておくだけで正規運賃より安く成田空港へ行くことができます。

購入・使い方

チケットショップで売られているのは主に「切符タイプ」(1回乗車分の乗車証)です。自動改札機にそのまま通して乗車できます。有効期限は6か月ごとの設定(12月1日〜5月31日、6月1日〜11月30日)で、期限が近づくと値下がりする場合もあります。

購入価格の目安:800〜1,000円前後(時期・ショップにより変動)

上野周辺(アメ横など)には金券ショップが多く、京成上野駅に向かう途中に当日購入できます。事前準備は不要で、フライト当日にそのまま立ち寄れるのが便利な点です。

利用できる列車・路線

京成電鉄の全線(本線・成田空港線・押上線・金町線・千葉線・千原線・東成田線)で使えます。普通列車・特急・アクセス特急が対象です。

スカイライナー乗車には、乗車証に加えて別途ライナー券(1,300円)が必要です。また北総線の新柴又〜印西牧の原の各駅で乗降する場合は対象外ですが、成田空港への直通(アクセス特急・スカイライナー)は共用区間を通過するだけなので問題なく使えます。

どれくらい節約できるか

利用ルート正規IC運賃優待券目安価格節約額の目安
日暮里→成田空港(本線経由)1,052円800〜1,000円約50〜250円
日暮里→成田空港(アクセス特急)1,267円800〜1,000円約270〜470円
京成上野→成田空港(本線経由)1,069円800〜1,000円約70〜270円

節約額は小さく見えますが、往復で使えば2倍の節約になります。旅行の時期が決まっている場合は、出発前にチケットショップで在庫を確認してみる価値があります。

バスで行く方法

エアポートバス東京・成田(安く・手軽)

東雲・銀座・東京駅八重洲口発の格安直行バスです。

通常便1,500円/深夜・早朝便3,000円。
所要時間70〜90分。
支払い:現金・交通系IC(車内)、クレカ(窓口)対応。
予約不可(当日先着制)。

全席指定・荷物預かり対応で、乗り換え不要の便利な手段です。

リムジンバス(快適・ホテル直通)

東京空港交通による成田空港行きです。都内ホテルや副都心エリアから直行便を運行しています。

運賃3,000〜3,600円(乗車地により異なる)。
所要時間70〜120分。
予約:公式サイトまたはホテルで可。
主な発着地:T-CAT、新宿駅西口、東京・品川プリンスホテルなど。

やや高額ですが、荷物が多い旅行者・家族連れに人気です。

成田空港直行バス(LCB・共同運行各社)

京成バス・東急バス・千葉交通・WILLER EXPRESSなどが共同運行する格安直行便。都心・副都心・湾岸など複数の発地から出発し、鉄道より安価で人気があります。

発地運賃(片道)所要時間主な運行会社・備考
池袋発通常2,300円/早得1,900円(深夜便4,600円)1時間50分京成バス・WILLER EXPRESS・国際興業など共同運行。全便予約制。
渋谷発大人2,500円/小児1,250円1時間50分〜2時間東急バス・LCB共同運行。渋谷フクラス9番乗り場発。
豊洲市場発(ミチノテラス豊洲)大人1,800円62〜70分京成バス千葉イースト運行。第3→第2→第1ターミナル順。
新木場・潮見発通常1,500円/早得1,400円(芝山町方面1,800円)57〜65分京成バス・WILLER EXPRESS共同運行。新木場駅・潮見ホテル発。

全便とも成田空港第3→第2→第1ターミナルへ順次停車します。
早得運賃はWEB事前決済で数百円割引になります。
豊洲・新木場系統は最短1時間前後で空港着と早く、朝便にも便利です。
銀座・東京駅発便は「エアポートバス東京・成田」に統一されています。

まとめ:料金別おすすめルート

手段出発地料金(片道)所要時間特徴
東成田駅下車+徒歩日暮里・上野約955円(第2・3ターミナル専用)90〜105分穴場の最安ルート
京成→JR乗換(成田駅)上野・日暮里995〜1,101円85〜95分最安クラス
京成本線(本線経由)日暮里・上野1,052円80〜90分直通で安い
株主優待乗車証(本線)日暮里・上野800〜1,000円(ショップ購入)80〜90分事前準備で節約
アクセス特急日暮里・上野1,267円65〜80分速くて安い
スカイライナー日暮里・上野2,567円36〜41分最速・快適
JR快速東京1,342円約90分東京駅から直通あり
船橋乗換(JR→京成)東京1,164円75〜90分東京発で安い
成田エクスプレス東京3,072円/割引2,462円〜約60分快適・指定席制
エアポートバス銀座・東京駅1,500円/深夜3,000円70〜90分手軽・荷物向き
リムジンバス新宿・品川など3,000〜3,600円70〜120分ホテル直行
LCB・共同運行バス池袋・渋谷・豊洲・新木場1,400〜2,500円60〜120分安くて便利・予約制

まとめ:あなたに合ったルートの選び方

成田空港へのアクセスは、出発地・予算・荷物量・フライト時刻によって最適解が変わります。タイプ別にまとめると以下のとおりです。

とにかく安く行きたい

上野・日暮里発なら、京成本線で東成田駅まで乗り(約955円)、地下通路を徒歩約10分で第2ターミナルへ。第2・第3ターミナル利用者限定ですが、都内からの最安ルートです。京成上野に向かう途中、アメ横の金券ショップで株主優待乗車証(800〜1,000円)を買えばさらにお得になります。

東京駅から安く行きたい

船橋でJRから京成に乗り換えるルート(1,164円)か、JR快速で1,342円。後者は約1時間に1本のため、事前に時刻を確認してから向かうのがおすすめです。

速さ重視で確実に座りたい

スカイライナー(2,567円)が最適です。日暮里から第2ターミナルまで最短36分で、全席指定のため満席で乗れない心配がありません。荷物が多い方にも向いています。

新宿・渋谷・東京など広範囲から乗り換えなしで行きたい

成田エクスプレスが便利です。えきねっとのトク割なら2,462円〜で購入でき、ビューカードで決済すると3〜8%のJRE POINTも還元されます。

荷物が多い・家族連れ

バス系が向いています。東京駅・銀座発の「エアポートバス東京・成田」なら1,500円で荷物も預けられ、乗り換えなしで空港まで直行できます。ホテルからなら東京空港交通のリムジンバスも選択肢です。

池袋・渋谷・豊洲・新木場から出発する

各エリアからLCB・共同運行バスが出ており、1,400〜2,500円で直行できます。豊洲・新木場系統は最速1時間前後と鉄道並みの速さです。

早朝・深夜便を利用する

東成田駅の地下通路は5:20〜23:15のみ使用可能なため、深夜・早朝便は利用できません。エアポートバス(深夜・早朝便3,000円)か、鉄道で空港第2ビル駅・成田空港駅まで乗り通す通常ルートを選びましょう。

出発便のチェックイン時間を考慮し、空港到着は出発の2時間前を目安に出発地を出るのがおすすめです。

ぴりか

地理や旅行が大好きな一般人。東京出身ですが、四国、九州など転々と移住し、今は北陸に住んでいます。学生時代に47都道府県を自転車で制覇。国内旅行業務取扱管理者の資格あり。JGC取得済み。

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