関西(新大阪・京都)から北陸方面(敦賀・福井・金沢・富山)へ行くには、2024年3月の北陸新幹線敦賀延伸以降、敦賀乗換ルートが一般的になりました。
しかし、もうひとつの選択肢として、米原経由の「EX早特1+[EXサービス限定]乗継きっぷ」があります。
この記事では、EX早特1と乗継きっぷの仕組み・購入方法・料金例・受け取り方を、初めての方でもわかるようにまとめました。
EX早特1とは?
- 対象区間:東海道新幹線(例:新大阪/京都 ⇄ 米原)
- 特徴:6日前から前日23:30まで購入可能、普通車自由席を割引価格で利用できる。ゴールデンウィーク、お盆、年末年始など購入できない期間もある。
- 購入方法:EXサービス(エクスプレス予約/スマートEX)で区間を検索すると、結果一覧に商品として「EX早特1」が表示されるので選択
例)京都→米原=1,720円、新大阪→米原=2,520円(いずれも片道・大人・自由席)
[EXサービス限定]乗継きっぷとは?
- 対象列車:特急「しらさぎ」(米原〜敦賀)+ 北陸新幹線(敦賀〜福井・金沢・富山など)
- 条件:米原発着のEX新幹線予約(=EX早特1など)を持っていること
- 購入方法:EX予約完了画面や予約確認画面にある 「EX旅先予約」バナーからのみ購入可能(直接e5489からは検索不可)
- 座席:普通車指定席(しらさぎ・北陸新幹線ともに)
- 受け取り:JR西日本エリアの券売機(みどりの券売機/受取機)で紙のきっぷを発券必須(チケットレス利用不可)
購入の流れ
- EXで米原区間を予約
新大阪/京都⇄米原を検索 → 「EX早特1」を選択して購入(自由席なので日付さえ合っていれば時間は適当でも大丈夫です) - EX旅先予約から乗継きっぷを購入
EX予約完了画面にある「EX旅先予約」ボタンをクリック → e5489に遷移し、米原発の乗継きっぷを選ぶ - 駅の券売機で発券
乗継きっぷは必ず紙で受け取る必要があるため、JR西日本のみどりの券売機などで発券
料金表(片道・おとな)
出発地 \ 到着地 | 敦賀 | 福井 | 金沢 | 富山 |
---|---|---|---|---|
京都 → | 2,220円 | 3,880円 | 6,360円 | 7,250円 |
新大阪 → | 3,020円 | 4,680円 | 7,160円 | 8,050円 |
利用時の注意点
- EX早特1は自由席専用:指定席は利用不可
- 乗継きっぷは紙の発券が必須:改札直前で混む可能性があるため、余裕を持って発券しておきましょう。特に、米原駅にはJR西日本の指定席券売機が1台しかないため、米原駅以外で受け取っておくことをおすすめします。
- 購入はEX旅先予約からのみ:EX予約を済ませていないと購入できません。
- 受取はJR西日本の券売機で:JR東海など他社エリアでは受け取れません。
まとめ
新大阪・京都から北陸方面に行く場合、米原経由なら 「EX早特1」+「[EXサービス限定]乗継きっぷ」 の組み合わせが便利でお得。
EX早特1で米原まで → 旅先予約で乗継きっぷ購入 → JR西日本の券売機で発券、という流れが必須です。
料金は通常より安く、北陸観光や出張の際に活用できます。ぜひ参考にしてください。