ワット・パークナムの見どころ・アクセス・所要時間を徹底解説

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ワット・パークナムは、バンコク西部に位置するエメラルド仏塔と高さ69mの巨大仏像で知られる寺院です。入場無料で見どころが多く、近年はSNSでも注目される人気スポットです。

この記事では、ワット・パークナムの見どころ、MRTでのアクセス方法、所要時間、参拝時の注意点をまとめて解説します。

ワット・パークナムとは

名前の由来

ワット・パークナムの正式名称は「ワット・パークナム・パーシーチャルーン(Wat Paknam Phasi Charoen/タイ語:วัดปากน้ำภาษีเจริญ)」といいます。

「ワット」は寺院(アンコールワットのワットと同じ)、「パーク」は入り口・出口、「ナム」は水・運河を意味し、日本語にすると「運河の入り口の寺」にあたります。「パーシーチャルーン」はこの地区の地名です。

その名の通り周囲には運河が張り巡らされています。バンコクでは当時運河が物流を担っており、その終点・起点は物流のハブとして非常に重要な役目を担っていました。「パークナム」という寺院はバンコクに複数存在しますが、いずれも水運社会での重要性を示した名前になっているのです。

ワットパークナム周辺の運河。ワットパークナムに行く時は必ずどこかの運河の橋を通ることになる。

歴史・日本とのつながり

ワット・パークナムはアユタヤ朝時代の1610年ごろに創建されたと伝えられています。

寺院が位置するトンブリー地区は、18世紀に一時的にタイ王朝の首都が置かれた場所です。王朝と結びつき大いに栄えましたが、王都はほどなくチャオプラヤー川対岸の現在の王宮エリアへ移り、寺院も一時期衰退しました。

その後、20世紀に入りルアン・プー・ソッドという高僧が寺院を再建。巨大な仏像と仏塔が建立されたことで、ワット・パークナムはバンコクの新たなランドマークとして再び脚光を浴びることになりました。

なお、日本との繋がりも強く、多くの日本人僧の受け入れを行っています。また1997年には千葉県成田市にワットパークナム日本別院が創建されました。日本は東アジアで最も仏教が盛んな国であり、在日タイ人も多く居住しているため日本が選べれたようです。日本別院にも多くの日本人、タイ人が訪れています。

ワット・パークナムの見どころ

巨大大仏

高さ69mの白い巨大仏像は、周辺の住宅街からでも存在感があります。寺院の敷地内から見上げると、そのスケール感に圧倒されます。写真スポットとしても人気が高く、角度によってさまざまな表情を楽しめます。

エメラルド仏塔(仏舎利奉安塔)

仏塔の外観
仏塔5階

ワット・パークナム最大の見どころともいえるのが、仏塔の5階にある仏舎利塔です。天井と壁面を覆う装飾と、中央に置かれた仏舎利塔が織りなす幻想的な空間は、SNSでも多く紹介されるほどの美しさです。ワット・パークナムを訪れたら、必ず内部まで足を運んでください。

1〜4階は博物館として公開されており、多数の仏像や仏教美術が展示されています。2階には歴代住職が日本を訪問した際のパスポートなど、日本との交流の歴史を示す資料も見られます。展示内容の充実度は、無料とは思えないほどです。

博物館ゾーン

境内の雰囲気と参拝風景

観光客だけでなく、地元の人々が日常的に参拝している姿を見られるのも、この寺院ならではの魅力です。ワット・プラケオや王宮エリアに比べて混雑が少なく、落ち着いた雰囲気の中で参拝できます。静かに境内を歩きながら、バンコクのローカルな信仰の風景を感じられるスポットです。

所要時間とおすすめの回り方

ワット・パークナムの見学に必要な時間は、30分〜1時間程度が目安です。仏塔の博物館をゆっくり見学すると1時間以上かかる場合もあります。実際に訪れた際は、1時間10分ほどかけて見学しました。

王宮エリアからMRTで3駅ほどのため、王宮・ワット・プラケオ観光との組み合わせもおすすめです。

穴場の写真スポット

境内から大仏を撮影することもできますが、大きすぎて全体を収めるのが難しい場合があります。実はおすすめの撮影スポットが敷地外にあります。

大仏塔の出口を出て左に進み、突き当たりを左(売店がある細い路地側)へ。再び突き当たりを左に進むと運河に架かる橋が現れます。橋を渡った先を左に進むとワット・クンチャンという寺院があり、そのまま道なりに進むと「撮影スポット」の案内表示が見えてきます。

Googleマップで「ワットパークナム大仏撮影スポット」と検索すると場所を確認できます。運河を挟んで巨大仏像を正面から収められる、ワット・パークナムを象徴する一枚が撮れるスポットです。

アクセス方法

MRTでの行き方

バンコク中心部からはMRTブルーラインが便利です。王宮エリア最寄駅の「サナームチャイ(Sanam Chai)駅」から3駅、約6分で「バンパイ(Bang Phai)駅」に到着します。駅を出て徒歩約12分で寺院に着きます。道中は住宅街を通るため、バンコクのローカルな雰囲気も楽しめます。

MRTではVISA・Mastercardのタッチ決済が利用でき、ICカードや現金が不要で乗車できます。

タクシー・Grabでの行き方

配車アプリ「Grab」を利用すると、事前に料金が確定するため安心です。バンコク中心部(スクンビット・シーロムエリア)からの目安は150〜250バーツ程度(道路状況により変動)。朝夕の渋滞時間帯は時間がかかる場合があるため、余裕をもって移動することをおすすめします。流しのタクシーはメーターを使わないケースもあるため、Grabの利用を推奨します。

営業時間・料金

営業時間:8:00~18:00

料金:無料

参拝時の注意点

タイの寺院全般に共通する注意点として、肩や膝が隠れる服装で参拝しましょう。タンクトップや短パンでの入場は断られる場合があります。

仏塔の入り口には行為禁止事項の案内が掲示されています。以下の行為は明確に禁止されています。

  • ジャンプをすること
  • 踊ること
  • ヨガをすること
  • ハグやキスをすること

写真撮影自体は可能ですが、大げさなポーズをとっての撮影は禁止です。自然な立ち姿での撮影にとどめましょう。地元の参拝者も多く訪れる寺院です。静かに、敬意をもって行動することを心がけてください。

まとめ

ワット・パークナムは、巨大仏像と幻想的な仏塔内部を無料で楽しめる、バンコクでも個性的な寺院です。混雑が少なく落ち着いた雰囲気で参拝でき、定番の観光スポットとは異なる体験ができます。

王宮エリアからMRTで約6分、駅から徒歩12分とアクセスしやすく、所要時間も1時間前後のため、旅程に余裕がない日程でも組み込みやすいスポットです。バンコク観光の際はぜひ立ち寄ってみてください。

地理や旅行が大好きな一般人。東京出身ですが、四国、九州など転々と移住し、今は北陸に住んでいます。学生時代に47都道府県を自転車で制覇。国内旅行業務取扱管理者の資格あり。JGC取得済み。

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