特急しおかぜ・南風がシルバーウィークに指定席を増結 JR四国・JR西日本が9月19日から23日に実施

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JR四国とJR西日本は2026年8月7日、2026年度のシルバーウィーク期間に特急「しおかぜ」「南風」の指定席を拡大すると発表しました。対象は9月19日(土)から23日(水)までの5日間です。四国への旅行や帰省を考えている方にとっては、席の確保がしやすくなる一方、早めの予約がこれまで以上に大切になります。

何がどれだけ増えるのか

対象期間は2026年9月19日(土)から9月23日(水)までです。JR四国とJR西日本は、シルバーウィーク期間のうち、特に利用が多く見込まれるこの5日間を選んで増結を実施します。

「しおかぜ」は、全編成が岡山発着で運転される列車のうち一部を除き、指定席車両を通常の3両から6両に増やして運転します。指定席の車両数が倍になるという、かなり思い切った措置です。

「南風」は、一部の列車を除き、指定席車両を通常より1両増やし、3両または4両で運転します。

なお、車両形式や編成両数は急きょ変更になる場合があるとJR四国・JR西日本は案内しています。

対象となる列車

「しおかぜ」は岡山と松山を結ぶ特急、「南風」は岡山と高知を結ぶ特急です。どちらもJR四国の車両が担当し、岡山〜児島の区間ではJR西日本の路線を走ります。両社の連名で発表されたのはこのためです。

対象列車は次のとおりです。

しおかぜ 下り(岡山→松山) 岡山発 松山着
しおかぜ3号 8:32 11:15
しおかぜ5号 9:25 12:10
しおかぜ7号 10:35 13:16
しおかぜ9号 11:35 14:13
しおかぜ11号 12:35 15:17
しおかぜ13号 13:35 16:16
しおかぜ15号 14:35 17:24
しおかぜ17号 15:35 18:26
しおかぜ19号 16:35 19:23
しおかぜ21号 17:35 20:28
しおかぜ23号 18:35 21:34
しおかぜ25号 19:35 22:35
しおかぜ27号 20:39 23:34
しおかぜ 上り(松山→岡山) 松山発 岡山着
しおかぜ4号 5:05 7:51
しおかぜ6号 6:13 9:00
しおかぜ8号 7:20 10:00
しおかぜ10号 8:10 10:58
しおかぜ12号 9:15 12:11
しおかぜ14号 10:21 13:11
しおかぜ16号 11:23 14:11
しおかぜ18号 12:21 15:11
しおかぜ20号 13:26 16:11
しおかぜ22号 14:23 17:11
しおかぜ24号 15:28 18:11
しおかぜ26号 16:27 19:11
しおかぜ28号 17:37 20:12
南風 下り(岡山→高知) 岡山発 高知着
南風3号 8:52 11:30
南風5号 10:05 12:29
南風7号 11:05 13:39
南風9号 12:05 14:38
南風11号 13:05 15:38
南風13号 14:05 16:39
南風15号 15:05 17:41
南風17号 16:05 18:44
南風19号 17:05 19:44
南風21号 18:05 20:42
南風23号 19:05 21:44
南風25号 20:05 22:47
南風27号 21:38 0:06
南風 上り(高知→岡山) 高知発 岡山着
南風2号 6:00 8:38
南風4号 7:00 9:38
南風6号 8:01 10:33
南風8号 9:13 11:40
南風10号 10:13 12:40
南風12号 11:13 13:40
南風14号 12:13 14:41
南風16号 13:13 15:41
南風18号 14:13 16:41
南風20号 15:13 17:41
南風22号 16:13 18:41
南風24号 17:13 19:41
南風26号 18:38 21:12

お盆に続く2回目の増結

JR四国とJR西日本は、2026年6月にも同様の措置を発表しています。そのときは8月8日・9日・15日・16日の4日間、「しおかぜ」の指定席を6両に拡大するという内容でした。今回はそれをシルバーウィークにも広げ、さらに「南風」を対象に加えた形になります。

繁忙期ごとに指定席を増やすという運用が、四国方面の特急で定着しつつあると見てよさそうです。

自由席を減らしてでも指定席を増やす理由

指定席を3両から6両に増やすということは、編成全体の両数が変わらなければ、自由席の車両はその分減ることを意味します。ここに、鉄道会社側の明確な意図が読み取れます。

まず、混雑の管理という面です。繁忙期の自由席は、始発駅から並ばないと座れない、途中駅からは立ちっぱなしになるという状態が起こりがちです。デッキまで人があふれれば安全上の問題にもなりますし、乗り切れない人が出れば次の列車まで待つことになります。指定席の比率を上げれば、誰がどの列車のどの席に乗るかが事前に確定しますので、こうした混乱を減らせます。

そしてもう一つ、収益面での計算があります。指定席特急券は自由席特急券より高く設定されています。同じ人数を運ぶのであれば、指定席で乗ってもらうほうが1人あたりの単価は上がります。乗客が最も多く、しかも「確実に座りたい」という需要が最も強い時期に指定席の比率を上げるのは、増収策として理にかなっています。混雑対策と増収が同じ方向を向いている、めずらしくやりやすい施策です。

この動きは、四国方面に限った話ではありません。JR西日本は2026年8月4日、特急「スーパーまつかぜ」(鳥取〜益田)と「スーパーおき」(鳥取〜新山口)を2027年春から全席指定席化すると発表しています。繁忙期だけの措置か、通年の全席指定席化かという違いはあるものの、「自由席を縮小し、指定席を軸に据える」という方向は共通しています。人手が限られる中で車内改札の手間を減らし、需要を事前に把握して座席を売り切るというやり方は、今後さらに広がっていく可能性が高いでしょう。

利用者としては、自由席で安く乗るという選択肢が細っていくことになりますが、確実に座れることの価値を考えれば、一概に不利とも言い切れません。少なくとも繁忙期に関しては、座れるかどうか分からない自由席より、指定席を前提に計画を立てるほうが合理的です。

予約はいつ、どうすればよいか

指定席の発売は、乗車日の1か月前の10時からです。9月19日に乗るなら8月19日、9月23日なら8月23日が発売開始日にあたります。この記事が出ている8月8日の時点では、まだどの日も発売前という状況です。

四国方面の特急は、繁忙期には発売開始と同時に埋まる列車も出ます。特に岡山から松山・高知へ向かう午前の下り列車と、四国から岡山へ戻る夕方の上り列車は競争が激しくなりがちです。狙いを定めているなら、発売日の10時にみどりの窓口やインターネット予約で手続きできるように準備しておいてください。

インターネットで手配する場合は、JR西日本の「e5489」が使えます。JR四国の観光列車も含め、四国方面の指定席をオンラインで押さえられます。「e5489」には事前申込サービスがあり、発売開始日のさらに前から申し込みを入れておくことができます。ただし座席の確保を約束するものではありませんので、確実性を求めるなら発売開始時刻に自分で操作するほうが確実です。

日程を動かせるなら、混雑のピークを外すことも検討してみてください。9月22日(火)は平日にあたりますので、19日から21日の3連休や、23日の祝日と比べれば席は取りやすいはずです。往路か復路のどちらかをこの日に寄せられれば、予約の難度はかなり下がります。

まとめ

シルバーウィークの四国旅行を考えているなら、今回の増結は追い風になります。指定席が倍近くに増えるわけですから、これまでなら取れなかった列車にも席が回ってくるはずです。ただし発売開始は乗車日の1か月前で、人気の時間帯はすぐに埋まります。行き先と日程がすでに固まっている方は、8月19日から23日にかけての発売開始日をカレンダーに入れておくことをおすすめします。

ぴりか

地理や旅行が大好きな一般人。東京出身ですが、四国、九州など転々と移住し、今は北陸に住んでいます。学生時代に47都道府県を自転車で制覇。国内旅行業務取扱管理者の資格あり。JGC取得済み。

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