タイ・ベトジェットエアが日本発バンコク線で運賃0円セール 予約は8月21日まで、福岡発は乗れる日に注意

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タイ・ベトジェットエアが、日本発着路線を対象に運賃0円からのセールを実施しています。予約期間は2026年8月21日まで、搭乗期間は2026年9月16日から2027年5月31日までと長く、秋から翌年のゴールデンウィーク明けまでをまとめて押さえられる内容です。ただし対象路線のなかには、搭乗期間の前半には乗れない路線が混ざっています。

対象は日本発の5系統、運賃は最大100%割引

セール対象となっているのは次の路線です。

  • 東京/成田〜バンコク/スワンナプーム線
  • 大阪/関西〜バンコク/スワンナプーム線、大阪/関西〜チェンマイ線
  • 福岡〜バンコク/スワンナプーム線
  • 沖縄/那覇〜台北経由〜バンコク/スワンナプーム線
  • 札幌/新千歳〜台北経由〜バンコク/スワンナプーム線

割引の対象は同社の運賃タイプのうち「エコチケット」で、税・手数料を除いた運賃部分が最大100%割引になります。つまり運賃そのものは0円になり得ますが、燃油サーチャージと諸税は別途必要です。予約は2026年8月21日まで、搭乗期間は2026年9月16日から2027年5月31日までです。

過去に同社が実施した0円セールでは、運賃が0円でも諸税込みの総額は成田発バンコク行きで片道1万2千円台から、関西発で1万3千円台からという水準でした。今回も似た価格帯に落ち着くと考えられます。「0円」という表示だけを見て往復数千円を期待すると、決済画面で数字が跳ね上がって驚くことになります。

福岡発は9月30日まで運休中で、乗れるのは10月25日から

セール対象に福岡〜バンコク線が入っていますが、この路線は2026年5月12日から9月30日まで期間運休中です。運航再開は2026年10月25日からで、火曜・木曜・土曜・日曜の週4往復が予定されています。

搭乗期間の開始日は9月16日ですから、福岡発を狙う人は「9月16日から乗れる」と思って日程を組むと空振りします。実際に選べるのは10月25日以降の便です。運休中の路線がセール対象に含まれるのは、再開後の座席を早めに売り切りたいという狙いがあるからでしょう。福岡発で秋の旅行を考えている人は、まず運航再開日を確認してから日程を決めてください。

なぜこのタイミングで0円セールなのか

セールの背景には、この冬に日本路線の座席が一気に増えるという事情があります。同社は2026年11月6日から東京/成田〜バンコク線を増便して週11便(1日最大2往復)にし、2026年11月13日からは大阪/関西〜バンコク線をデイリー化します。福岡線も10月25日に再開します。冬ダイヤに入った瞬間、売らなければならない座席の数がまとまって増えるわけです。

そこで効いてくるのが、搭乗期間を2027年5月31日までと長く取った設計です。日本〜タイ線の需要は年末年始と3月の卒業旅行シーズンに山ができ、その前後の10月から11月、そして1月中旬から2月にかけては落ち込みます。長い搭乗期間を設定したうえで安い運賃を先に出しておけば、この閑散期に旅行の日程をずらしてでも安く行きたい層を先に取り込めます。繁忙期の高い運賃を守りながら、閑散期の空席だけを埋めにいく、価格の使い分けです。

競合の状況も無視できません。成田〜バンコク線ではZIPAIRが冬ダイヤの航空券を諸税込み片道約27,000円から販売しており、関西〜バンコク線ではデイリー化によってJAL・ピーチ・タイ国際航空と真正面からぶつかります。後から便数を増やす側は、まず知名度と価格で存在感を示すしかありません。0円セールは値引きというより、増便を市場に知らせるための広告費に近い性格のものではないでしょうか。無料に近い運賃で座席の一部を配っても、そこで乗った人が次に有償で戻ってくれば元は取れる、という計算です。

予約前に確認しておきたいこと

まず総額です。表示された運賃に燃油サーチャージと諸税を足し、さらに預け入れ手荷物と座席指定を加えた金額で他社と比較してください。エコチケットは受託手荷物が含まれない前提のため、スーツケースを預けるなら追加料金がかかります。タイからの帰りにお土産で荷物が増える人は、往路と復路で必要な重量が変わる点も計算に入れておきましょう。

次に時間帯です。同社の成田線・関西線はバンコク発が深夜帯、日本着が早朝という組み合わせが基本です。到着後にすぐ移動できる交通機関があるか、空港での待機時間が発生しないかを事前に確認しておくと安心です。

そして変更・払い戻しの条件です。セール運賃は変更・払い戻しに制限が付くのが通例です。搭乗期間が2027年5月末までと長いぶん、予約時点では確定しにくい先の日程を押さえたくなりますが、日程が動く可能性があるなら、変更手数料がいくらかかるかを先に見ておいてください。安く買った分を手数料で失っては意味がありません。

まとめ

予約期限は8月21日と短く、判断できる時間は多くありません。日程がある程度固まっている人、特に閑散期にあたる10月から11月、あるいは年明けの1月から2月にタイへ行きたい人には狙い目です。逆に日程が流動的な人や、福岡発で9月中に出発したい人は、今回は見送って再開後のダイヤを確認してからでも遅くありません。

ぴりか

地理や旅行が大好きな一般人。東京出身ですが、四国、九州など転々と移住し、今は北陸に住んでいます。学生時代に47都道府県を自転車で制覇。国内旅行業務取扱管理者の資格あり。JGC取得済み。

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