トリニティ航空、成田〜グアムに年末年始チャーター便 HIS販売で3往復

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韓国LCCのトリニティ航空(旧ティーウェイ航空)は2026年9月28日、成田〜グアム線に年末年始限定のチャーター便を運航すると発表しました。往路は2026年12月29日から31日にかけて成田発、復路は2027年1月1日から3日にかけてグアム発で、計3往復を運航します。旅行会社HISが専用ツアー商品として販売し、旅行代金は宿泊ホテルによって249,800円からとなります。

往復3便、HIS独占販売のツアー商品

往路は12月29日・30日・31日のいずれも成田を午前9時30分から11時30分の間に出発し、同日午後2時30分から4時30分の間にグアムへ到着します。復路は1月1日・2日・3日にグアムを午後4時から5時30分の間に出発し、同日午後7時から8時30分の間に成田へ到着する設定です。3日間限定で3往復という短期集中型のダイヤで、年末に出発して年始にグアムから帰国する、年越し滞在型の旅行需要をそのまま反映した内容になっています。このツアーはHISが独占的に販売しており、価格は249,800円からで、宿泊するホテルのグレードによって金額が変動します。

なお同社はティーウェイ航空として運航していた2026年6月にも、8月8日から9月23日にかけて成田〜グアム線の夏季チャーター便を1日1往復運航しており、この時もHISが専用ツアーを販売し、価格は69,800円からでした。今回の年末年始チャーター便は、同じ「トリニティ航空チャーター便+HIS独占販売」という枠組みを、2026年内に2回目実施する形になります。

社名変更の裏側と、なぜチャーター便なのか

トリニティ航空は、2026年3月31日の株主総会で社名変更が賛成99.2%で可決され、同年5月に韓国国土交通部から事業計画変更の認可を取得、9月10日から新ブランドでの運航を開始した会社です。運航会社コード(TW)や便名は変更前のティーウェイ航空から引き継がれています。この改称は、同社の親会社にあたる大明ソノグループによるブランド刷新の一環で、「Trinity(三位一体)」には航空・宿泊・旅行を一体で提供するというグループの狙いが込められています。

ここで注意したいのは、この会社が2027年3月に予定されている「統合ジンエアー」(ジンエアー・エアプサン・エアソウルの合併)とは無関係だという点です。統合ジンエアーは大韓航空を傘下に持つ韓進グループ系列の再編で、トリニティ航空(旧ティーウェイ)は大明ソノグループ系列という別の資本の下にあります。韓国のLCC業界では、系列の異なる2つの再編・改称の動きが同時並行で進んでいる状況にあり、混同しないよう注意が必要です。

年末年始のグアムを定期便ではなくチャーター便で運航する背景には、需要の季節集中があります。グアムへの日本人訪問者数は、2025年通年で約25万3,629人と、2024年の約20万8,000人から回復傾向にあるものの、コロナ前の2019年(約68万4,000人)の水準にはまだ届いていません。訪問者数自体が完全回復していない中で、年末年始という短期間だけ需要が跳ね上がる時期に定期便を増やすのはリスクが高く、必要な期間だけ機材を投入できるチャーター便のほうが需要変動に対応しやすいと考えられます。実際、今回と同じ枠組みで2026年夏にもチャーター便を運航した実績があることから、トリニティ航空とHISは季節ごとの繁忙期を狙って機動的にチャーター便を設定する手法を定着させつつあると見てよいでしょう。

価格面では、東京発グアムツアーの通常期(2026年10月〜2027年9月)の最安値が3つ星ホテルで59,800円から、4つ星以上で79,800円からとされる中、今回の249,800円からという価格は3倍以上の水準です。宿泊ホテルのグレードが異なるため単純比較はできませんが、年末年始という最繁忙期特有の価格上昇を色濃く反映した設定と言えます。

旅行者への影響と、申し込み前に確認したいこと

年末年始をグアムで過ごしたいと考えている方にとって、今回のチャーター便は選択肢の一つになりますが、チャーター便であるがゆえの制約もあります。往復ともに3日間しか設定がなく、日程の自由度は低いため、必ずHISの販売ページで出発日・復路日・宿泊ホテルの組み合わせと総額を確認してから申し込む必要があります。価格が249,800円からと決して安くはない点も踏まえ、他の年末年始グアムツアーや、定期便を使った個人手配との比較を事前に行うことをおすすめします。

チャーター便は定期便と異なり、需要が見込めなければ運航自体が見送られる可能性もゼロではありません。年末年始という予定が変更しにくい時期の旅行になるため、キャンセルポリシーや旅行代金の支払い時期についてもHISの窓口で事前によく確認しておくと安心です。トリニティ航空は2026年内に夏・年末年始と2回チャーター便を運航した実績を積んでおり、今後も季節ごとに同様の企画が出てくる可能性があります。年末年始のタイミングが合わない方は、次の機会として夏季など別の繁忙期のチャーター便情報にも注目しておくとよいでしょう。

ぴりか

地理や旅行が大好きな一般人。東京出身ですが、四国、九州など転々と移住し、今は北陸に住んでいます。学生時代に47都道府県を自転車で制覇。国内旅行業務取扱管理者の資格あり。JGC取得済み。

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