JAL「JGCプレミア」を「JMBプレミア」に改称 2027年から搭乗実績のみで達成可能に

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日本航空(JAL)は2026年9月30日、上級会員資格「JGCプレミア」の名称を「JMBプレミア」に改め、達成条件を緩和すると発表しました。適用開始は2027年1月1日搭乗分からで、これまで前提条件だった「JALグローバルクラブ(JGC)への入会」が撤廃され、搭乗実績だけでステイタスを達成できる仕組みに変わります。上級会員資格を目指す人にとって、取得のハードルが実質的に下がる変更です。

改定の具体的な内容

新しい「JMBプレミア」の達成条件は、暦年(1月から12月)の12か月間で、80,000FLY ONポイント(うちJALグループ便40,000FLY ONポイント)以上の搭乗、または80回(うちJALグループ便40回)以上かつ25,000FLY ONポイント以上の搭乗のいずれかです。条件そのものの数値は従来のJGCプレミアと同じですが、これまで必須だったJGC入会という手続きがなくなり、搭乗実績を満たせば自動的に資格を得られるようになります。

マイルの扱いにも変更があり、JMBプレミア自体では無期限マイルの対象外になります。ただし、Life Statusポイント(LSP)がJGC Six Star・JGC Five Star・JGC Four Starに該当する会員は、これまでどおりマイルが無期限になります。すでに2026年分の搭乗実績でJGCプレミアを達成した人は、名称変更後も変更なくステイタスを獲得できます。

なぜ今JALはこの改定に踏み切ったのか

今回の発表タイミングは、競合するANAの動きと切り離して考えることはできません。ANAは2026年4月、上級会員カード「スーパーフライヤーズカード(SFC)」について、年間決済額300万円未満の会員をラウンジ利用制限のある「SFC LITE」に格下げする改定案を発表し、会員から強い反発を受けました。ANAは9月29日にラウンジ利用の一部を緩和する見直しを発表しましたが、300万円という決済額基準やスターアライアンス資格の格下げ自体は維持したままです。JALはこの改定について、JGCの会員資格条件を変更する予定はないと従来から説明しており、今回の「JGC入会撤廃」もこの姿勢の延長線上にあります。

見逃せないのは、JGC入会には対象のJALカード(CLUB-A・CLUB-Aゴールド・CLUB-Aプラチナ等)の保有が必須で、年会費として11,000円から34,100円程度がかかっていた点です。今回の改定でこの前提条件がなくなったことで、特定のクレジットカードを維持する費用負担なしに、搭乗実績だけで上級会員資格を目指せるようになりました。ANAがSFC LITEという決済額基準を新たに設けて上級会員の入り口を狭めたのとは対照的に、JALは逆に入り口の障壁を取り払う方向に動いた形です。マイル修行や出張でJALグループ便を使う機会が多いものの、対象カードを持っていなかった層や、ANAの改定に不満を持つ層を取り込む狙いがあると考えられます。

会員・修行検討者への影響と対処法

現在すでにJGCプレミアを保有している会員は、特別な手続きをしなくても2027年1月から自動的にJMBプレミアという名称に切り替わります。2026年中の搭乗実績でJGCプレミアの達成条件を満たせば、これまでどおり資格を得られるため、年内の搭乗計画を変える必要はありません。

これから上級会員資格の取得を目指す人は、2027年搭乗分からJGC入会という前提条件がなくなる点を踏まえて計画を立てるとよいでしょう。従来はJGC対象カードの年会費負担を織り込んで搭乗計画を立てる必要がありましたが、今後はその負担なしに、80,000FLY ONポイントまたは80回以上かつ25,000FLY ONポイントの実績を積むことだけに集中できます。一方でマイルの無期限化はJGC Four Star以上が条件になるため、マイルを長期間貯めておきたい人は、この基準を満たせるかどうかも合わせて確認しておく必要があります。ANAのSFC改定に不満があり上級会員資格の取得先を検討している人にとっても、JALのJMBプレミアは比較検討の選択肢として押さえておく価値があります。

ぴりか

地理や旅行が大好きな一般人。東京出身ですが、四国、九州など転々と移住し、今は北陸に住んでいます。学生時代に47都道府県を自転車で制覇。国内旅行業務取扱管理者の資格あり。JGC取得済み。

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