ユナイテッド航空、成田〜シカゴ線が本日再開 羽田移管から6年ぶりに成田へ復帰

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ユナイテッド航空は2026年10月24日、東京/成田〜シカゴ/オヘア線の運航を再開しました。1日1往復で、成田発シカゴ行きのUA868便は成田を18時00分に出発しシカゴには同日15時50分(現地時間)に到着、シカゴ発成田行きのUA867便はシカゴを11時40分に出発し翌日15時15分に成田へ到着するダイヤです。機材はボーイング787-8型機を使用します。

6年ぶりの成田復帰という経緯

この路線は目新しいものではなく、かつて成田〜シカゴ線として運航されていました。2020年7月、羽田空港の国際線発着枠拡大に伴って東京/羽田〜シカゴ/オヘア線へ移管され、成田からは姿を消していました。今回の再開は、移管から6年ぶりに成田での運航を復活させる形になります。羽田線を残したまま成田にも新設するのではなく、過去に成田から移した路線を今回成田に復帰させたという点が、今回の発表の正確な位置づけです。

なぜ今、成田に復帰させるのか

ユナイテッド航空がこの路線を成田に戻す理由として公式に説明しているのは、成田空港をアジア全体の接続拠点として活用する戦略です。ユナイテッド航空は成田から自社運航でセブ・パラオ・ウランバートルなどの路線を持っており、さらに共同事業パートナーであるANAが運航するジャカルタ・クアラルンプールなどの路線とも接続しています。成田〜シカゴ線が復活することで、北米から成田を経由してアジア21都市へスムーズに乗り継げるネットワークが完成する計算です。

この背景には、羽田と成田それぞれの強みの違いがあります。羽田は都心からのアクセスの良さで個人旅行者やビジネス客の需要を取り込みやすい一方、成田はアジア各都市への乗り継ぎ路線網が厚く、乗り継ぎ需要を軸にした拠点性では優位があります。ユナイテッド航空にとって、シカゴという自社のハブ空港と、アジアへの乗り継ぎ拠点として機能する成田を直結させることは、北米〜アジア間を自社ネットワークだけで完結させやすくするという意味があります。羽田線は個人・ビジネス需要向けに残し、成田線は乗り継ぎ需要向けに復活させるという、路線ごとの役割分担を進めていると見ることができます。

また、今回の再開は2026年10月25日というタイミングで、アメリカン航空が2027年3月19日に成田〜シカゴ線を新規開設すると発表している時期よりも先行しています。現時点でユナイテッド航空は、成田とシカゴを直行便で結ぶ唯一の米系航空会社になります。アメリカン航空の参入前に自社の直行便を復活させ、乗り継ぎ需要を含めた顧客基盤を先に固めておく狙いがあるとも考えられます。

旅行者への影響と対処法

成田からシカゴへ直行便で行けるようになったことで、羽田発の便に加えて成田発という選択肢が増えました。成田周辺にお住まいの方や、成田発着の国内線・他の国際線と組み合わせて旅程を組みたい方にとっては、乗り継ぎの手間が減るメリットがあります。

アジア各都市からシカゴへ向かう場合も、成田での乗り継ぎを選べるようになりました。ユナイテッド航空が自社運航するセブ・パラオ・ウランバートル方面や、ANAとの共同事業で結ばれるジャカルタ・クアラルンプール方面からシカゴへ向かう旅程を検討している方は、成田乗り継ぎのスケジュールと料金を一度確認してみる価値があります。往路は成田を18時に出発し、復路はシカゴを午前中に出発して翌日成田に到着するダイヤのため、日本発の場合は夕方出発、米国発の場合は午前出発という時間帯を踏まえて前後の予定を組むことをおすすめします。

ぴりか

地理や旅行が大好きな一般人。東京出身ですが、四国、九州など転々と移住し、今は北陸に住んでいます。学生時代に47都道府県を自転車で制覇。国内旅行業務取扱管理者の資格あり。JGC取得済み。

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