JR四国が2026年6月17日に「観光列車の2026年度下半期の運転日及びご利用料金の改定について」を発表しました。対象となるのは「伊予灘ものがたり」「四国まんなか千年ものがたり」「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」の3列車です。2026年10月から2027年3月の運転日が確定したことで、秋冬の四国旅行の具体的な計画が立てやすくなりました。
2026年度下半期の発表内容
今回の発表は、2026年10月から2027年3月(下半期)に運転する日程と料金の改定に関するものです。料金改定は2点あります。
ひとつめは、ものがたり列車のグリーン料金の引き上げです。2026年10月2日(金)乗車分から、グリーン料金が現行の1,700円から2,500円に改定されます(伊予灘ものがたりの貸切個室「Fiore Suite」と志国土佐のごめん・なはり線区間は変更なし)。
ふたつめは、「四国まんなか千年ものがたり」の事前予約制食事の値上げです。2026年10月2日(金)利用分から、そらの郷紀行「さぬきこだわりの食材の洋風料理」としあわせの郷紀行「おとなの遊山箱」がいずれも6,000円から6,300円に改定されます。伊予灘ものがたりと志国土佐の食事価格は変更ありません。
予約はいずれの列車も乗車3ヶ月前の1日から受け付けが始まります。秋の紅葉シーズンや年末年始を狙うなら、運転日を確認して早めに動くことが必要です。
JR四国3観光列車の特徴
伊予灘ものがたり
愛媛県の松山〜宇和島間を走る観光列車で、瀬戸内海の絶景を車窓から楽しめます。1・2号車はグリーン席・食事予約券の組み合わせ、3号車は個室グリーン(一室33,600円)で、プライベート感のある旅が楽しめます。食事は地元愛媛の食材を使ったコース料理で、事前に食事予約券を手配する必要があります。
土日祝中心の運転で競争率が高く、発売開始日に完売することも珍しくありません。
四国まんなか千年ものがたり
香川・高知をつなぐ土讃線を走る観光列車で、大歩危・小歩危の渓谷美と地元食材を使った食事が特徴です。「そらの郷紀行」(多度津→大歩危)と「しあわせの郷紀行」(大歩危→多度津)の折り返し運転で、半日で乗車できます。食事予約券は2026年4月の上半期改定で6,000円となりましたが(2026年3月末まで5,600円)、2026年10月2日の下半期からはさらに値上がりし、そらの郷紀行「さぬきこだわりの食材の洋風料理」・しあわせの郷紀行「おとなの遊山箱」ともに6,300円に改定されます。
志国土佐 時代の夜明けのものがたり
高知〜窪川間を走る観光列車で、坂本龍馬ゆかりの地域を通ります。「開花の抄」(高知→窪川)と「維新の抄」(窪川→高知)の2コースがあります。土日祝中心の運転で、グリーン指定席と食事予約券のセットが必要です。高知の豊かな食文化を感じられる食事内容が好評で、高知観光と組み合わせやすい列車です。
予約方法と注意点
いずれの列車も、乗車3ヶ月前の1日から予約可能です。JR四国ツアーのウェブサイト(駅コミ)や全国のみどりの窓口で申し込めます。人気の紅葉シーズン(10月〜11月)は特に競争が激しく、発売開始日の9時に合わせて予約を試みることをおすすめします。
各列車に必要なきっぷの構成は以下のとおりです。
- 乗車券
- 特急券
- グリーン券または個室グリーン券
- 食事予約券(希望する場合)
食事予約券は席の確保とは別に手配が必要です。乗車券・特急券・グリーン券・食事予約券の4点が揃って初めて旅が完成します。
なぜ料金改定が続くのか
JR四国の観光列車の食事は地元食材にこだわり、各地の生産者と連携した内容となっています。食材・輸送・人件費の上昇が続く中、サービスの質を維持するために料金改定を実施しています。一方で、旅行体験の付加価値を高めることで四国全体への旅行需要を喚起する狙いもあります。
今回の改定では特急料金は据え置きですが、グリーン料金(1,700円→2,500円)と千年ものがたりの食事予約券(6,000円→6,300円)が値上がりします。食事なし乗車も可能な場合があるため、コストを抑えたい場合は食事予約券なしでの乗車も検討できます。
まとめ
2026年度下半期の運転日発表は、秋冬の四国旅行を計画する方にとって予約準備のスタートラインとなります。発売開始(乗車3ヶ月前の1日)を逃すと、人気の日程は即日完売になることが多いため、公式サイトで運転日を確認し、希望日の3ヶ月前の1日に備えておくとよいでしょう。四国を代表する3つの観光列車それぞれに異なる魅力があります。旅の目的や時期に合わせた列車を選んでみてください。
参考リンク


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