東京〜長野を安く行く方法!新幹線と高速バスを徹底比較

東京と長野は新幹線なら約1時間半、高速バスなら格安で約4〜10時間。この記事では、新幹線と高速バスの料金・所要時間・快適さを徹底比較し、目的別に最もお得な移動方法を紹介します。

新幹線で移動する場合

特徴

東京〜長野間は北陸新幹線の「かがやき」「はくたか」「あさま」が運行しています。最速の「かがやき」なら約1時間20分、各駅停車タイプの「あさま」は約1時間35〜50分。快適で定時性が高く、本数も多いためビジネス・観光どちらにもおすすめです。

通常期の料金(片道・指定席)

発駅自由席指定席(通常期)グリーン車備考
東京 → 長野7,810円8,340円11,870円最速の「かがやき」も同額
上野 → 長野7,600円8,130円11,660円東京より約210円安い
大宮 → 長野6,050円6,580円10,110円東京より約1,700円安い

※繁忙期は+200円、閑散期は−200円、最繁忙期は+400円。列車や時間帯では変動しません。

距離による料金差

新幹線の特急料金はおおよそ100kmごとに上がる仕組み。東京〜長野は約226kmで200kmを超えるためやや高く、大宮〜長野は約177kmで100〜200kmの区分に収まるため安くなります。

そのため、特に理由がなければ「大宮から乗車」する方が断然お得。東京発より約1,700円も安く利用できます。

トクだ値でさらに割引(あさま号限定)

発駅通常期指定席トクだ値1(約10%引)トクだ値14(約30%引)
東京 → 長野8,340円7,320円5,680円
上野 → 長野8,130円6,830円5,310円
大宮 → 長野6,580円5,730円4,450円

※「トクだ値」はあさま号の指定席限定。座席数限定・変更不可・購入期限あり(1日前または14日前まで)。列車や時間帯で価格差はなく、季節による±200円のみ。

JRE POINT利用(新幹線eチケット特典)

JR東日本の「JRE POINT 特典チケット」を利用すれば、ポイントを使って新幹線eチケットを購入できます。この制度はJR東日本管内の新幹線(北陸・上越・東北・山形・秋田各新幹線)に適用され、通常の運賃・料金に応じて必要ポイント数が設定されています。

  • 東京〜長野間:7,940ポイント
  • 大宮〜長野間:4,620ポイント

このポイント数を交換すれば、普通車指定席の新幹線eチケットとして利用可能です。なお、繁忙期や最繁忙期でも必要ポイント数は変わらず、通常期の価格設定と同一です。

自由席について

  • 「はくたか」「あさま」には自由席あり(かがやきは全席指定)。
  • 指定席より約530円安い。
  • 平日昼間など空いている時間帯なら十分座れます。

メリット・デメリット

  • メリット
    ・所要時間が最短で快適
    ・定時性・利便性が高い
    ・早期予約割引(トクだ値)で安くなる
  • デメリット
    ・直前購入では割引が効かない
    ・通常期でも料金はやや高め
    ・かがやき号は自由席なし

高速バスで移動する場合

所要時間は約4時間(昼行便)〜10時間(夜行便)と新幹線より長いものの、料金は半額以下で移動可能。夜行便なら宿泊費を節約しつつ、朝から東京・成田方面で活動できます。

主な運行会社と発着地

路線運行会社東京側発着地長野側発着地所要時間料金(片道)備考
新宿・池袋線京王バス × アルピコ交通 × 長電バスバスタ新宿・池袋東口長野駅約3時間50分〜4時間2,400〜5,000円昼行便中心。3社共同運行
長野〜千葉線(夜行便)アルピコ交通 × 京成バス千葉イースト上野・東京八重洲・東京ディズニーリゾート・成田空港長野・松本・茅野約7〜10時間4,600〜7,000円夜行便。上野・TDR・成田直通
WILLER EXPRESSWILLER EXPRESS新宿・池袋・羽田空港・東京駅・TDRなど長野駅約4〜5時間(昼)/約5〜5.5時間(夜)1,840〜5,000円自社運行便。3列独立シートあり

割引制度と料金の特徴

(1)新宿・池袋線
・早割は廃止され、Web変動運賃に統一。
・Web予約限定のダイナミックプライス制で、最安2,400円〜
・曜日・便・需要で随時変動。平日や閑散期が狙い目です。
・窓口・車内決済は高め(約4,200〜5,100円)。

(2)長野〜千葉線(夜行便)
・Web・窓口決済で400〜700円ほど安くなるネット割を採用。
・ランク(S/A/B)制で、運賃は時期により変動。
・車内決済は最も高額(例:成田空港7,500円、上野・八重洲5,000円)。

(3)WILLER EXPRESS便
・自社運行の高速・夜行バスブランド。
・「リラックス」タイプの3列独立シートを採用し、Wi-Fi・コンセント完備。
・運賃は変動制で、最安1,840円〜。平均的には2,400〜3,500円

高速バス利用のポイント

  • 3列独立シート・トイレ・Wi-Fi・コンセント完備の車両が多く快適。
  • 上野・八重洲は最安4,600円と昼行便並みの安さ。
  • 成田空港便は距離が長く、空港アクセス加算で高め。
  • 深夜22時頃発 → 朝5〜8時着で、宿泊費節約にも最適。
  • 予約はアルピコ交通公式サイトやWILLER公式サイト、発車オーライネット等で可能。

まとめ:目的別おすすめルート

目的移動手段発駅所要時間料金(片道)特徴
最速北陸新幹線「かがやき」東京約1時間20分8,340円快適・定時性◎
最安高速バス(WILLER等)新宿・池袋約4時間1,840円〜コスパ重視派に
バランス重視新幹線「あさま」トクだ値14大宮約1時間35分4,450円快適+お得の両立
夜行で節約高速バス(長野〜千葉線)長野 → 上野・八重洲・TDR約7〜10時間4,600〜5,100円朝から都心・TDRで活動可
空港アクセス高速バス(長野〜成田)長野 → 成田空港約10時間約7,000円LCC・国際線に最適

結論

最速で行くなら北陸新幹線(かがやき)
最安を狙うなら高速バスのWeb割(新宿・池袋発)
コスパ最強は大宮発のあさま号トクだ値14(4,450円)
宿泊費も節約したいならアルピコ交通の夜行便(上野・八重洲着4,600円)

東京〜長野間は、「時間を取るか」「費用を抑えるか」で最適ルートが変わります。用途に合わせて選べば、快適でお得な長野旅行が実現します。

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