列車が市場を突っ切る!メークローン鉄道市場の行き方・見どころ・所要時間を完全ガイド

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「列車が市場の中を突っ切る」——世界中の旅行者が一度は目にしたことがある衝撃的な光景。それが、タイのメークロン鉄道市場です。

列車が迫ってくると、市場の店員たちが一斉にテントや商品を線路から引き上げ、列車が通過した数秒後にはまるで何事もなかったかのように元の状態に戻る。この「生きた市場」の光景は、世界でここだけの体験です。

この記事では、メークロン鉄道市場の概要から見どころ、列車通過時刻、アクセス方法、注意点まで、現地を訪れた経験をもとに詳しく解説します。

メークローン鉄道市場とは

メークローン鉄道市場(英語名:Mae Klong Railway Market)は、タイ中部サムットソンクラーム県に位置する市場で、現役の鉄道路線「メークローン線」の線路上に市場が広がっているという、世界的にも非常に珍しいスポットです。

バンコク中心部からは約70kmの距離にあり、日帰りで訪れることができます。

メークローン市場の由来・歴史

メークローン線が開通したのは1907年のこと。当時、タイがイギリスとフランスによる植民地化の脅威にさらされていた時代に、農産物や水産物をバンコクへ効率よく輸送するために鉄道が敷設されました。

もともとメークローン川沿いには古くから市場がありましたが、買い物客を集めようとする商人たちが徐々に線路に近づき、1980年代頃には線路上にまで店が並ぶ現在の形へと発展しました。

2000年代以降、メディアに取り上げられることで「世界で最も驚くべき市場」として国際的に有名となり、今では世界中から観光客が訪れるスポットになっています。

市場の特徴

メークロン鉄道市場の大きな特徴は、観光向けに作られた施設ではなく、今も地元住民が日常的に利用する本物の市場であるという点です。

魚介類・野菜・果物・惣菜などが並ぶ生鮮食品市場として機能しており、タイの日常生活を肌で感じることができます。同じ近郊のダムヌン・サドゥアック水上市場が観光向けに整備されたスポットであるのと対照的で、その生活感こそがメークロン鉄道市場の最大の魅力でもあります。

メークローン鉄道市場の見どころ

列車通過の瞬間

メークローン鉄道市場の圧倒的なハイライトが、列車が市場を通過する瞬間です。

列車接近の警笛が鳴り響くと、商人たちが一斉にテントを畳み始め、商品を線路から素早く引き上げます。列車がゆっくりと市場の中を通過し、過ぎ去った直後に数秒でテントが再び広がり、元通りの市場風景が戻る——この一連の流れが何度見ても飽きない圧巻のパフォーマンスです。

▼ 列車通過を上手く撮影するために
・ 事前に時刻表を調べておく(1日4往復)
・ 列車到着数分前には撮影ポジションを確保する
・ 東側(入口寄り)より、やや駅寄りの位置が撮影しやすい
・ 列車通過時は前から後ろまでの流れを動画で撮るのがおすすめ

なお、列車は「ゆっくり」通過するため、慌てる必要はありません。ただし線路上には長時間立ち止まらず、スタッフの指示に従いましょう。

ローカル市場としての魅力

観光の演出ではなく、本当の「生活市場」として機能しているのがメークロンの特徴です。

・ 日本では見られないような巨大な淡水ナマズなど、珍しい魚介類が並ぶ鮮魚コーナー
・ 地元住民が日常的に買いに来る野菜・果物のコーナー
・ 惣菜や軽食を扱うローカル食堂

観光向けに整備されたダムヌン・サドゥアック水上市場とは異なり、タイの「リアルな日常」を感じられる空気が漂っています。

メークローン駅

市場の奥に位置するメークローン駅は、非常に小さくローカル感あふれる終着駅です。

ホームと市場の境目がほとんどなく、列車の時間が近づくまで線路の上を人が歩き、商品が並べられています。「ここが本当に鉄道の線路なのか?」と思うような日常の風景が、列車の接近とともに一変する瞬間の落差もまた見どころのひとつです。

所要時間とおすすめの回り方

【所要時間の目安】
・ 列車通過の瞬間だけ見る:約30分
・ 市場をじっくり散策:1〜1.5時間

【市場の構造】

市場は東西に細長く伸びており、東側(入口寄り)と西側(メークロング駅側)でエリアの雰囲気が異なります。

・ 東側:観光客向けのお土産店や飲食店が多い
・ 西側(駅側):野菜・鮮魚など地元向けの生鮮食品店が多い

ツアーやタクシーで訪れる場合は東側から入場し、線路を歩きながら西側のメークロング駅方向へ進むのが一般的なルートです(徒歩5〜10分)。

列車で訪れた場合は駅側(西)から東へ歩くことになります。

アクセス方法

鉄道での行き方

バンコクから鉄道を乗り継いで訪れることも可能ですが、途中で乗り換えが必要でやや難易度が高めです。鉄道旅が好きな方にはおすすめです。

ルート:

  1. バンコク(ウォンウィエン・ヤイ駅)→ マハーチャイ駅(約1時間)
  2. 渡船でターチン川を渡る(約5分)
  3. バーンレーム駅 → メークロング駅(約1時間)

合計で片道約2.5〜3時間かかりますが、タイの生活風景や渡し船体験など、移動自体が旅の醍醐味になる行程です。冷房のない車両で暑さはありますが、時間に余裕があるなら非常におすすめのルートです。

タクシー・Grabでの行き方

バンコク中心部からタクシーまたはGrabを利用して直接向かうことができます。

所要時間:約1時間30分〜2時間
料金目安:900バーツ程度

注意点:現地からの帰りはGrabが捕まりにくい場合があるため、帰路は余裕を持った計画を。

ツアー利用

ダムヌン・サドゥアック水上市場とセットになった半日ツアーが最もポピュラーです。

メリット:
・ 移動の手配が不要でラク
・ 帰りの足も確保されている
・ 2スポットを効率よく回れる
・ KKdayなどで前日まで申し込み可能

料金目安:2000~4000バーツ前後

利用したkkdayのツアー

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営業時間・料金

・ 営業時間:早朝〜夕方(店舗によって異なる)
・ 入場料:無料
・ 列車運行:1日4往復(時刻は要事前確認)
・ 定休日:なし

観光時の注意点

【安全について】
・ 列車通過時は必ず線路から離れ、安全な場所へ移動する
・ 線路上に長時間立ち止まらない
・ スタッフや警備員の指示に従う

【服装・足元について】
・ 市場内は魚の洗い水や雨水などで濡れている箇所が多い
・ ヒールや革靴は避け、グリップのある歩きやすい靴がベスト

【熱中症対策】
・ 屋外のため日差しが強い
・ 帽子・日焼け止め・飲料水は必携

【混雑について】
・ 列車通過直前・直後は非常に混雑する
・ 良い撮影ポジションは早い者勝ちなので、余裕を持って到着しよう。

まとめ

メークロン鉄道市場は、観光地でありながらも地元の人々の日常生活が息づく、世界でも類を見ないユニークなスポットです。列車と市場が共存する光景は、写真や映像で見るのと実際に目の前で体感するのとでは大違い。その迫力と不思議な日常感は、タイ旅行の中でも特に印象に残る体験になるはずです。

バンコクから日帰りで訪れることができ、ダムヌン・サドゥアック水上市場と合わせて観光すれば充実した1日を過ごせます。ぜひこの記事を参考に、メークロン鉄道市場を訪れてみてください。

地理や旅行が大好きな一般人。東京出身ですが、四国、九州など転々と移住し、今は北陸に住んでいます。学生時代に47都道府県を自転車で制覇。国内旅行業務取扱管理者の資格あり。JGC取得済み。

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