今夏の旅行を計画中の方は、JALが2026年1月20日に発表した「2026年度国内線路線便数計画」を一度確認しておくことをおすすめします。大阪伊丹〜札幌新千歳線へのファーストクラス新設、羽田〜石垣・宮古線での787-8型機の投入期間拡大など、夏の旅行に直接関係する変更がいくつか含まれています。
JALが国内線ファーストクラスを広げる理由
JALの国内線ファーストクラスは2007年の導入以来、長らく羽田発着の主要大幹線(新千歳・那覇・福岡など)に限られていました。その後、2022年10月に羽田〜広島・鹿児島が追加され、2025年度には羽田〜宮古でも設定されるなど、近年は対象路線の広がりが続いています。
こうした拡大の背景には、コロナ禍後の旅行需要回復を経て「快適な移動空間」へのニーズが高まっていることがあります。新幹線のグランクラスとの競合という側面もあり、航空各社は機内の質で差別化を図る方向に動いています。さらに2027年度以降はボーイング737-8型機を新たに導入し、これまでファーストクラスが設定されてこなかった地方の短距離路線にも拡大する計画が発表されています。
今回、伊丹発着路線にも広げることで、関西エリアの旅行・ビジネス需要を取り込む狙いがあると考えられます。
伊丹〜新千歳にファーストクラス新設
何が変わるのか
2026年度から、大阪伊丹〜札幌新千歳線でファーストクラスが設定された767-300ER型機が一部便に投入されます。座席構成は全252席で、ファーストクラス5席・クラスJ 42席・普通席205席の3クラスです。
これまで関西から北海道への空路移動でクラスJまでしか選べなかった旅行者・ビジネス客にとって、国内線ファーストクラスの革製シート・食事サービス・優先搭乗が伊丹発着でも利用できるようになりました。
ファーストクラスへのアップグレード方法と費用
搭乗方法は大きく2つあります。最初からファーストクラス運賃で購入するか、普通席やクラスJを購入したあと当日アップグレードを申し込む方法です。
当日アップグレード料金(2026年4月以降)の目安は路線・区間によって異なりますが、伊丹〜新千歳の距離帯では普通席からのアップグレードが15,400円前後、クラスJからのアップグレードが13,200円前後です。
当日アップグレードは搭乗日の出発3時間前からJAL公式サイトまたはアプリで申し込みできます。空席がある場合のみ受け付けられるため、確実に利用したい場合は早めに空席状況を確認するか、最初からファーストクラス運賃で予約する方法を選ぶのが確実です。
羽田〜石垣・宮古:787-8の夏季期間を拡大
夏の離島旅行と関係するのが、羽田〜石垣(南ぬ島石垣空港)・宮古(下地島空港)線での787-8型機の投入期間拡大です。
昨年に続き2026年も夏季に787-8を投入しますが、今回は対象期間を7月17日〜8月31日まで広げており、昨年より長い期間での運航となります。
787-8の国内線仕様(3クラス291席)ではファーストクラス6席・クラスJ 58席・普通席227席という構成で、羽田〜石垣は約3時間20分のフライトになります。普通の国内線機材よりも機内が広く、この距離では差を実感しやすいです。
離島旅行への活かし方
石垣島・宮古島への夏旅を計画中の方は、7月17日〜8月31日に日程を合わせると787-8での移動が期待できます。
ただしこのシーズンは旅行需要が集中するため、航空券の価格は上昇しやすい時期でもあります。セイバー運賃やスペシャルセイバー運賃の安い枠を取るためにも、できるだけ早い段階での予約をおすすめします。夏の航空券は4〜5か月前には動き始めることが多いです。
セントレア〜熊本でFDAとのコードシェア開始
今回の計画には、2026年3月29日にFDAが新規就航した中部国際空港(セントレア)〜熊本線に、JALのコードシェアを設定する内容も含まれています。
FDAはもともと名古屋/小牧〜熊本を運航しており、今回セントレア発着を新たに追加した形です。小牧線(2往復/日)と合わせ、名古屋〜熊本間は1日4往復体制になりました。JAL便として発券できることでJALマイルの積算対象になるほか、JALの予約システムで旅程を一元管理できます。中部エリアから熊本方面によく移動する方には選択肢が増えました。
夏旅に向けて整理しておきたいポイント
今回の発表から実際の旅行に活かしやすいポイントをまとめます。
関西から北海道へ出かける機会がある方
伊丹〜新千歳線でJALのファーストクラスが選べるようになりました。当日アップグレードで15,400円前後という価格は、出張で費用が出る場合や、特別な旅の仕上げとして検討しやすい水準です。
夏の石垣島・宮古島旅行を計画中の方
7月17日〜8月31日は787-8が投入されます。この期間に日程を設定し、早期にセイバー運賃で購入すると費用を抑えながら大型機での移動ができます。
中部エリアから熊本へよく行く方
FDAが新たに就航したセントレア〜熊本線にJALがコードシェアを設定しています。JALの予約システムで手配でき、マイル積算も可能です。小牧発着便と合わせて1日4往復と選択肢も増えています。
夏旅の計画があれば、早めに日程を決めて航空券を確保することが費用と快適さの両立につながります。

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