JAL、成田~シカゴ線の自社運航終了へ 2027年3月28日からアメリカン航空に移管

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日本航空は2026年7月6日、成田~シカゴ線の運航体制を刷新すると発表しました。現在自社運航しているJL56・JL55便を2027年3月27日で終了し、翌28日からはアメリカン航空が新たに運航する成田~シカゴ線の便にコードシェアで乗る形へ切り替わります。羽田~シカゴ線は従来通り自社運航を継続するため、影響を受けるのは成田発着の利用者に限られます。発表の内容と、今回の体制変更が持つ意味、そして予約済みの利用者が取るべき対応を整理します。

当サイトでは2026年7月3日、アメリカン航空、成田~シカゴ線を2027年3月27日に再開へ 約7年ぶりの復活と題して、アメリカン航空が2027年3月27日から成田~シカゴ線を新規開設すると発表した件を記事にしました。今回の日本航空の発表は、このアメリカン航空の新規開設に合わせて自社の運航体制を刷新するもので、両社の共同事業の枠組みの中で対になる動きといえます。

発表の概要 何が変わるのか

現在、日本航空は成田~シカゴ線をJL56便(成田発9時45分)・JL55便(シカゴ発、成田着13時25分)として自社運航しています。日本航空はこの自社運航を2027年3月27日の便をもって終了し、翌28日(2027年夏ダイヤ初日)からは、アメリカン航空が同日に新規開設する成田~シカゴ線の便にコードシェアで乗る体制へ切り替えます。アメリカン航空はこの新規開設便を週7往復、通年運航する計画です。

体制変更後は、成田発の便が現在の午前発から夕方発に変わる見通しです。日本航空はこの発着時刻の変更によって、成田空港での他路線との乗り継ぎ時間を短縮できるとしています。

現行(〜2027年3月27日)変更後(2027年3月28日〜)
運航会社日本航空(自社運航)アメリカン航空(日本航空はコードシェア)
成田発時刻午前(JL56便 9時45分発)夕方
便数1日1往復1日1往復(週7往復)

一方、日本航空が自社運航している羽田~シカゴ線には変更がありません。現行スケジュールでは、羽田発のJL10便が13時発(シカゴ到着は現地時間11時)、シカゴ発のJL9便が14時30分発(羽田到着は翌日17時30分)で、機材はボーイング777-300ER型機です。羽田発着を利用している人、またはこれから羽田発着を予約する人にとって、今回の発表による直接的な影響はありません。

すでに2027年3月28日以降のJL56・JL55便を予約している利用者に対しては、準備が整い次第、日本航空が代替便への振り替え手続きを進めるとしています。

なぜ今、日本航空はシカゴ線をアメリカン航空に委ねるのか

日本航空とアメリカン航空は2011年から太平洋路線の共同事業を続けており、2026年で開始から15年の節目を迎えました。共同事業では運賃・スケジュールの調整やマイル・ラウンジの相互利用が行われており、両社は競合ではなく1つの陣営として日米路線を運営する関係にあります。

今回の体制変更は、アメリカン航空が2020年1月に運休していた成田~シカゴ線へ、シカゴのオヘア空港に新しいラウンジを新設するなど設備投資をともなって新規参入するタイミングと重なっています。同じ区間に日本航空とアメリカン航空がそれぞれ自社便を飛ばし続けるよりも、共同事業の枠組みの中で運航を1社に集約し、もう1社はコードシェアで座席を販売する形にしたほうが、燃料費や乗員体制などの運航コストを重複させずに済むと考えられます。アメリカン航空が新規投資をともなって参入するのに合わせて、日本航空がその便に相乗りする形を選んだのは、シカゴ発着の需要を自社単独で背負うリスクを避けながら、共同事業のパートナーとして収益を確保する狙いがあるのではないでしょうか。

また、成田発の時刻を午前から夕方に変更する点は、単なる時刻表の調整ではなく、成田空港でのアジア方面路線との乗り継ぎを意識した動きとみられます。日本航空はアメリカン航空の新規就航にあわせて、バンコクやシンガポール、台北、ホーチミンなど需要の高いアジア各都市への乗り継ぎ需要を取り込む考えを示しており、成田発を夕方にすることで、日本国内や東南アジア方面からの乗り継ぎ利用者を取り込みやすくする狙いがあると考えられます。自社運航をアメリカン航空に譲る代わりに、空いた機材や乗務員のリソースを他の路線に振り向けられる点も、日本航空にとってのメリットといえるのではないでしょうか。

旅行者への影響と対策

すでに2027年3月28日以降の成田発着シカゴ線(JL56・JL55)を予約している人は、日本航空から届く振替案内を必ず確認してください。振替先の便やスケジュールが希望と合わない場合は、早めに問い合わせて代替案を相談することをおすすめします。

これから成田発着でシカゴへの渡航を計画する人は、2027年3月28日以降は運航会社がアメリカン航空に変わる点を踏まえて予約する必要があります。日本航空とアメリカン航空は共同事業のもとでマイレージプログラムを相互利用できるため、JALマイレージバンク会員であっても引き続きマイルを積算できる見込みですが、機内食や座席の仕様は運航会社であるアメリカン航空の基準に沿ったものになる点には注意が必要です。

一方、羽田~シカゴ線を利用している、またはこれから予約する人にとっては運航体制の変更はなく、従来通りデイリーで日本航空便(ボーイング777-300ER型機)を選べます。シカゴ路線を検討する際は、成田発着か羽田発着かで運航会社や機材が異なる点を、比較の判断材料にするとよいでしょう。

まとめ

日本航空は2027年3月27日をもって成田~シカゴ線の自社運航を終了し、翌28日からはアメリカン航空の運航にコードシェアで乗る体制へ切り替えます。これは同時期にアメリカン航空が成田~シカゴ線へ新規参入する動きと対になるもので、日米共同事業の枠組みの中で運航を1社に集約する狙いがあると考えられます。すでにJL56・JL55便を予約している人は振替案内の確認が必須です。羽田~シカゴ線の利用者には影響がないため、成田発着か羽田発着かで今後の予約先を選び分ける必要があります。

ぴりか

地理や旅行が大好きな一般人。東京出身ですが、四国、九州など転々と移住し、今は北陸に住んでいます。学生時代に47都道府県を自転車で制覇。国内旅行業務取扱管理者の資格あり。JGC取得済み。

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