ANAは2026年10月29日から31日までの3日間、羽田~新千歳(札幌)線に臨時便を設定します。グループ会社のANAウイングスが運航し、片道3便・往復6便の増設です。Snow Manが大和ハウスプレミストドーム(札幌ドーム)で開く札幌公演に合わせた措置で、この時期は正規の定期便だけでは需要をさばききれないとANAが判断したことがうかがえます。
臨時便はANA1403(羽田10時50分発→新千歳12時30分着)とANA1402(新千歳13時20分発→羽田15時00分着)の1往復で、10月29日・30日・31日の3日間にわたって運航します。使用機材はボーイング737-800型機で、プレミアムクラス8席・エコノミークラス158席の計166席です。すでに航空券の販売は始まっています。
なぜANAはこの時期に臨時便を設定するのか
対象となるSnow Manの札幌公演は、10月30日(金)17時、10月31日(土)17時、11月1日(日)15時の3回公演です。会場の大和ハウスプレミストドームはコンサート開催時の収容人数が約5万3,800人とされており、3公演の座席数を単純に合計すると延べ15万人を超える規模になります。この公演は、2026年8月14日に発表された全国5会場・全18公演の「Snow Man DOME TOUR 2026-2027 ALL SUITE」の一環で、札幌がその最初の開催地にあたります。
ANAが今回設定した臨時便の座席数は、ボーイング737-800型機166席を6便分、合計996席です。札幌公演全体の観客数と比べればわずかな規模ですが、羽田~新千歳線はもともとANA・JALをはじめ複数社が1日に多数の便を運航する国内屈指の需要が集中する路線です。公演前日から最終日にかけては、ただでさえ需要が高い時間帯の座席が先に埋まり、定期便の増席だけでは対応しきれない分を、機材の繰り回しがしやすい臨時便で補う形を取ったとみられます。
この対応は今回が初めてではありません。ANAは2026年3月にも、嵐の札幌ドーム公演(3月13〜15日開催)に合わせて羽田~新千歳線に3月14〜16日の3日間で5便の臨時便を設定しています。さらにSnow Man自身についても、2025年11月15日・16日の札幌ドーム公演に合わせて、11月14日・15日・18日の3日間で6便の臨時便を運航した実績があります。今回と同じ組み合わせ(Snow Man・大和ハウスプレミストドーム)での臨時便設定は、少なくとも2回目です。大型アーティストのドーム公演に合わせて羽田~新千歳線に臨時便を追加する対応は、ANAにとって一度限りの特別対応ではなく、過去の搭乗実績データに基づいて繰り返し使われている運用パターンだと考えられます。航空会社にとって、開催日程と会場規模がすでに公表されている音楽コンサートは、天候のように予測が難しい需要変動とは異なり、事前に座席需要を見積もりやすい数少ない機会です。機材繰りに無理のない範囲で座席を積むことは、空席を出さずに収益を積み上げられる効率の良い増収策といえます。
公演に行く人・札幌旅行を考えている人への影響と対処法
Snow Manの札幌公演に行く予定がある人は、羽田~新千歳線の航空券を早めに確保することをおすすめします。臨時便が設定されたとはいえ、追加された996席は公演全体の観客数と比べると限られた枠です。特に公演前日(10月29日・30日)に北海道へ向かう便と、公演翌日(11月1日・2日)に戻る便は、ファンの移動が集中しやすいタイミングです。羽田~新千歳線はANA以外にもJAL・スカイマーク・AIRDOなど複数社が運航しているため、ANAの臨時便が埋まっている場合は他社便や、成田・関西など別の出発地からのアクセスも合わせて比較すると選択肢が広がります。
宿泊についても同様の注意が必要です。公演が3日間にわたって開催されるため、札幌市内やその近郊のホテルは公演期間を通じて埋まりやすくなります。新千歳空港から札幌市内への移動は、JR快速エアポートまたは空港バスが基本の手段です。到着が遅い便になった場合は、快速エアポートの最終時刻を事前に確認しておくと、当日になって移動手段に困ることを避けられます。
また、今回のようなアーティストの大規模公演に伴う臨時便は、公演の開催が発表されてから航空会社が設定を公表するまでに一定の時間差があります。来年以降も同じ会場で大型公演が発表された際は、航空会社の臨時便・増便のお知らせを早めに確認する習慣をつけておくと、希望の時間帯の便を確保しやすくなります。


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