スターラックス航空、関西〜台北線を2027年1月トリプルデイリー化 夜発の新便で全便ワイドボディ機に

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増便の内容と新しい時刻表

台湾のスターラックス航空は2026年11月3日、大阪/関西〜台北/桃園線を2027年1月15日から1日3往復(トリプルデイリー)に増便すると発表しました。新設される便は夜に関西を発つダイヤで、増便後は関西〜台北線の全便がワイドボディ機のA330-900neoで運航されることになります。

現在、スターラックス航空は関西〜台北線をJX820/821便とJX822/823便の2往復体制で運航しています。ここに新たにJX824/825便が加わり、2027年1月15日から3往復体制になります。

新設される便の時刻は、関西発が「JX825便:関西20:10発→台北22:30着」、台北発が「JX824便:台北15:30発→関西19:00着」です。使用機材はA330-900neoで、既存の2往復と合わせて関西〜台北線はすべてワイドボディ機での運航になります。

これまで関西発の最終便は14時台と、日中のうちに出発する時間帯に限られていました。今回の増便によって、夜20時台に関西を出発する選択肢が新たに加わることになります。

事業者の意図 なぜ今、夜発便を増やすのか

競合10社の激戦区で高い搭乗率を維持している

大阪/関西〜台北/桃園線は、スターラックス航空のほかチャイナエアライン、エバー航空、キャセイパシフィック航空、ジェットスター・ジャパンなど合わせて10社がひしめく競争の激しい路線です。2026年3月の搭乗率はチャイナエアラインが96.9%でトップでしたが、スターラックス航空も94.7%と上位につけており、7月の実績でもチャイナエアラインが89.7%、エバー航空が90.3%に対し、スターラックス航空は91.5%と主要な競合他社を上回る水準を維持しています。

需要が飽和気味にも見える路線であえて増便に踏み切る背景には、既存2往復がいずれも高い搭乗率で推移しており、増席の余地が十分にあるという判断があるとみられます。単に便数を増やすのではなく、関西発の出発時間帯が午前〜午後早めに偏っていた点を埋める「夜発」という新しい時間帯を設定した点が今回のポイントです。

訪日台湾人の増加が続いている

観光庁および台湾側の統計によると、2026年6月の訪日台湾人数は67万400人で、6月として過去最高を記録しました。2026年上半期の累計は397万2,200人で、前年同期から20.9%増加しています。関西国際空港でも台湾方面の旅客数は前年を上回るペースで推移しており、関西〜台北線全体の需要拡大がスターラックス航空の増便判断を後押ししていると考えられます。

一方で関西国際空港全体の外国人旅客数は、中国路線の落ち込みを背景に前年をやや下回る水準で推移しています。中国人観光客の減少を、台湾をはじめとする他市場からの需要でどこまで補えるかが関西の空港・航空会社にとって共通の課題になっており、スターラックス航空にとって台湾市場は数少ない伸び代のある路線として重要度が増しているとみられます。

夜発便で乗り継ぎ需要を取り込む狙いも

関西発の最終便が14時台しかなかったこれまでの状況では、台北や東南アジア方面への乗り継ぎを考える旅行者にとって、当日中に台北入りできる選択肢が限られていました。20時台の夜発便が加わることで、日中を関西観光やビジネスにあてたうえで夜に出発し、翌日から台北以遠の目的地に向かうという動線が取りやすくなります。スターラックス航空は台北/桃園をハブとして東南アジア方面への路線網を広げており、関西発の夜便は乗り継ぎ需要の取り込みも視野に入れた設定だとうかがえます。

旅行者への影響と対処法

今回の増便によって、関西〜台北線を利用する旅行者には主に次のような影響があります。

まず、関西発の出発時間の選択肢が広がります。これまでは現地到着まで考えると実質的に日中便しか選べませんでしたが、新設の20時10分発便を使えば、出発日当日いっぱい関西で過ごしてから台北へ向かうスケジュールが組めるようになります。仕事や観光で当日の予定を目一杯使いたい人には使い勝手の良いダイヤです。

次に、全便がワイドボディ機のA330-900neoになることで、既存のA321neo運航便を使っていた層にとっては機内の快適性が向上します。座席の横幅やレッグスペースに余裕があるワイドボディ機は、特に台北以遠への乗り継ぎで長時間移動になる旅行者にとってメリットが大きいといえます。

予約を検討する際は、2027年1月15日の新ダイヤ開始に合わせて運賃や空席状況が変動する可能性があるため、年末年始やその後の旅行を計画している場合は、スターラックス航空の公式サイトで最新の時刻表と運賃を確認してから予約することをおすすめします。また、増便によって既存便の時刻や機材が変更される可能性もあるため、すでに予約済みの人も念のため予約内容を確認しておくと安心です。

ぴりか

地理や旅行が大好きな一般人。東京出身ですが、四国、九州など転々と移住し、今は北陸に住んでいます。学生時代に47都道府県を自転車で制覇。国内旅行業務取扱管理者の資格あり。JGC取得済み。

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