九州の新幹線・在来線特急をお得に利用できる「九州ネットきっぷ」。
JR九州には、
- 九州ネットきっぷ
- 九州ネットきっぷ早特
- かもめネットきっぷ
といったネット予約限定の割引きっぷがあり、特に在来線特急では「本当にこの値段でいいの?」と思うほど安くなる区間があります。
さらに、早割でない通常の九州ネットきっぷは当日乗車直前でも購入可能!
まずは、安さのインパクトが大きい区間から見てみましょう。
概要|九州ネットきっぷは「在来線特急」が特に安い
九州ネットきっぷは、JR九州が販売するインターネット予約限定の割引きっぷです。
とくに在来線特急では、通常料金と比べて大幅に安くなります。
安さのインパクトが大きい代表的な区間(大人・片道)
博多 → 佐賀
通常:2,830円 → 1,300円
博多 → 小倉
通常:2,640円 → 1,550円
博多 → 大分
通常:6,910円 → 3,500円
在来線特急では、1,000円以上、区間によっては3,000円以上安くなるのが九州ネットきっぷ最大の魅力です。
使い方|購入から乗車までの流れ
① 会員登録(必須・無料)
九州ネットきっぷを利用するには、JR九州インターネット列車予約の会員登録が必要です。
② ネットまたはアプリで予約
またはJR九州公式アプリからも予約できます。
検索結果に表示される「九州ネットきっぷ」「九州ネットきっぷ早特」「かもめネットきっぷ」のいずれかを選択します。(設定のない区間で検索した場合は表示されません)
③ 支払い → 乗車
- クレジットカードで決済
- 列車・区間によって
- QRチケットでそのまま乗車
- 紙のきっぷを受け取って乗車
具体的な金額|通常料金との比較表(大人・片道)
| 区間 | 利用商品 | 通常料金(運賃+指定席) | 割引きっぷ |
|---|---|---|---|
| 博多 → 熊本 | 九州ネットきっぷ | 5,840円 | 5,310円 |
| 博多 → 鹿児島中央 | 九州ネットきっぷ | 11,950円 | 11,420円 |
| 博多 → 佐賀 | 九州ネットきっぷ | 2,830円 | 1,300円 |
| 博多 → 小倉 | 九州ネットきっぷ | 2,640円 | 1,550円 |
| 博多 → 別府 | 九州ネットきっぷ | 6,910円 | 3,500円 |
| 博多 → 大分 | 九州ネットきっぷ | 6,910円 | 3,500円 |
| 博多 → 湯布院 | 九州ネットきっぷ | 6,130円 | 5,600円 |
| 大分 → 宮崎 | 九州ネットきっぷ | 7,440円 | 6,020円 |
| 鹿児島中央 → 宮崎 | 九州ネットきっぷ | 5,190円 | 3,400円 |
| 博多 → 浦上・長崎 | かもめネットきっぷ | 6,490円 | 4,500円 |
※すべて大人・片道・通常期・指定席
※ 別府・大分方面:特急「ソニック」
※ 湯布院方面:特急「ゆふ」
※ 宮崎方面:特急「にちりん」「きりしま」
変更・QR・早特などの注意点
QRチケットで乗れる?
九州新幹線:紙のきっぷ
在来線特急、西九州新幹線:QRチケット対応
予約時に「QRチケット乗車」が選べる列車は、スマホのQRコードで改札を通過できます。
列車・区間・早特への変更はできる?
未使用・発車前であれば、ネット上で変更可能です。
- 列車変更
- 区間変更(延長・短縮)
- 九州ネットきっぷ ⇔ 九州ネットきっぷ早特
- かもめネットきっぷ内での変更
※差額は自動精算
※改札入場後(QR含む)・発車後は変更不可
【裏技】設定駅を活用すれば、途中駅利用でも安くなることがある
九州ネットきっぷは、設定されている主要駅どうしの区間に対して発売されています。
その設定区間内(経路上)であれば、途中駅から乗車・途中駅で下車が可能です。
そのため、九州ネットきっぷが設定されていない駅を利用する場合でも、前後の主要駅どうしで九州ネットきっぷを購入した方が、通常きっぷより安くなるケースがあります。
注意点
- 途中下車後は前途無効(再乗車不可)
- 乗らなかった区間の払い戻しなし
- 区間外からの乗車・区間外での下車は不可
- QRチケットは入場・出場は1回のみ
九州ネットきっぷはなぜこんなに安い?
九州ネットきっぷの驚くほどの安さについて、JR九州から公式な説明はありません。しかし、その背景には九州特有の交通事情が大きく関係していると考えられます。
高速バスとの熾烈な競争
九州では西鉄バスが圧倒的なシェアを誇り、鉄道は厳しい競争環境に置かれています。特に近距離区間では、在来線と高速バスの所要時間にほとんど差がつかないため、価格競争が避けられない状況です。
JRの地理的ハンディキャップ
さらにJRにとって不利なのが、発着地点の問題です。高速バスは福岡の中心街「天神」に直接乗り入れできる一方、JRは「博多駅」止まり。この利便性の差は、利用者にとって大きな判断材料となります。
特に割引率が高い区間
こうした事情から、以下の区間では特に大幅な割引が設定されています。
- 佐賀方面:高速バスとの競合が激しい
- 大分方面:高速バスとの競合が激しい
- 小倉方面:山陽新幹線(JR西日本)との競合も加わる
九州ネットきっぷの異常な安さは、こうした厳しい競争環境の中でJR九州が取らざるを得ない戦略の表れと言えるでしょう。
まとめ|九州ネットきっぷ系は必ず最初に確認したい
- 在来線特急が特に安い
- 早めに予定が決まればさらに安い
- QR対応列車なら紙のきっぷ不要
- 発車前なら変更の自由度も高い
- 設定駅をうまく使えば、途中駅利用でも安くなることがある
JR九州で特急を使う場合は、通常きっぷを買う前に、必ず一度チェックする価値があります。


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