滋賀デスティネーションキャンペーン、27年ぶりのプレキャンペーンが10月開始

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滋賀県とJRグループ6社は2026年8月31日、2026年10月1日から12月31日まで「滋賀デスティネーションキャンペーン」のプレキャンペーンを開催すると発表しました。「癒やしがいっぱい、シガリズム。」をキャッチフレーズに、琵琶湖や歴史、食にまつわる400以上の企画を展開します。本キャンペーンは2027年10月から12月に控えており、今回のプレキャンペーンはその前哨戦にあたります。

デスティネーションキャンペーンとは

デスティネーションキャンペーン(DC)は、JR旅客6社と自治体、地元の観光事業者が共同で実施する大型の観光キャンペーンです。対象地域は全国の都道府県が持ち回りで担当し、開催が決まった地域には数年前から準備期間が与えられます。JR側にとっては、特定の地域に絞って在来線特急やローカル線の利用を集中的に呼び込める機会であり、閑散期の需要喚起策としての意味合いも持っています。

なぜ滋賀は27年ぶりなのか

滋賀県でのDC開催は、2000年1月から3月にかけて行われた「いち、にの、さん、滋賀」以来で、実に27年ぶり2回目となります。この間、他の都道府県は複数回にわたってDCの対象地域に選ばれてきました。

滋賀が長らく順番から外れていた背景には、京都・大阪から新快速で1本という近さがあると考えられます。滋賀は関西圏から日帰りで訪れやすい立地である一方、それゆえに「素通りされやすい」「宿泊を伴う旅行先として意識されにくい」という側面も持ち合わせています。DCは宿泊を伴う滞在型の観光需要を喚起することに主眼が置かれる企画であるため、近接性の高さがかえって単独でのキャンペーン化を後回しにしてきた一因ではないかと考えられます。

目玉企画に見える狙い

今回のプレキャンペーンでは、豪華寝台列車「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」を使った特別企画も予定されています。2026年6月にはすでに、京都から大津までを日帰りで巡る「DAY TRIP」企画が発表されており、料金は21万5000円から29万2000円です。瑞風のような高額な企画は、客単価の高い層をピンポイントで呼び込める点が特徴で、閑散期や平日でも収益を確保しやすい目玉商品としてDCに組み込まれていると考えられます。

彦根城では、幕末の徳川将軍家の記録をもとに再現した料理の提供も予定されています。彦根城は世界遺産登録を目指しており、DCという全国発信の機会を使って知名度と国際的な発信力を高めたいという狙いがうかがえます。人気ゲーム「桃太郎電鉄」とのコラボレーション企画も盛り込まれており、こちらは家族連れや若年層への訴求を意識したものと見られます。

旅行者への影響と楽しみ方

プレキャンペーンの期間は2026年10月1日から12月31日までです。本キャンペーンが始まる2027年秋には、全国的な話題化にともなって観光地や宿泊施設が混み合うことが予想されます。琵琶湖周辺や彦根城などをじっくり見て回りたい人にとっては、混雑が本格化する前のプレキャンペーン期間中に訪れておくのも一つの選択肢です。

滋賀へのアクセスは、東海道新幹線で米原駅まで行き琵琶湖線に乗り継ぐルートと、京都駅から新快速で大津・草津・彦根方面へ直通するルートの二通りが基本になります。関西圏に住んでいる人であれば、日帰りでも十分に楽しめる距離です。

瑞風の特別企画のように応募制・抽選制になっている企画は、発表から間もなく募集が締め切られることがあります。参加を検討している場合は、滋賀県や各社の公式サイトで発表される最新情報をこまめに確認しておくとよいでしょう。

まとめ

滋賀デスティネーションキャンペーンのプレキャンペーンは、27年という長いブランクを経て実現した大型企画です。瑞風の特別企画や彦根城の再現料理など、客単価の高い層と知名度向上をあわせて狙う内容になっており、2027年の本キャンペーンに向けた盛り上がりの起点として位置づけられています。混雑を避けてじっくり楽しみたい人は、プレキャンペーンの時期を狙って訪れるのも良い選択です。

ぴりか

地理や旅行が大好きな一般人。東京出身ですが、四国、九州など転々と移住し、今は北陸に住んでいます。学生時代に47都道府県を自転車で制覇。国内旅行業務取扱管理者の資格あり。JGC取得済み。

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