ソラシドエア×JR九州「36ぷらす3」コラボ第2弾、熊本地震後の需要回復を後押しする仕掛けとは

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コラボの具体的な内容

今回のコラボは、2025年度に実施して好評だった企画の拡充版です。対象期間は2026年11月1日から2027年1月31日までになります。

まず、ソラシドエアの対象便(発着空港に鹿児島・宮崎・大分のいずれかを含む便)を利用し、「36ぷらす3」の金曜ルート「黒の路」(鹿児島中央・霧島神宮〜宮崎)、土曜ルート「緑の路」(宮崎空港・宮崎〜大分・別府)、日曜ルート「青の路」(大分・別府〜小倉・博多)のいずれかに乗車すると、JR九州オリジナルの風呂敷(茶色)と、ソラシドエアの目印になるチャーム(全4種からランダム)を、3号車のビュッフェカウンターで受け取れます。

オリジナルのラバーラゲッジタグ(1,500円・税込)も用意されており、2027年1月16日と2月5日に「36ぷらす3」の車内限定で、そして羽田産直館(羽田空港第1ターミナル2階マーケットプレイス)でも限定販売されます。

さらに、JTBの専用サイトではオリジナルツアー商品2種が販売されます。土曜ルート「緑の路」コースは「36ぷらす3」と豪華観光列車「或る列車」を組み合わせた2027年1月15日出発・2泊3日のプランで、1名255,000円です。金曜ルート「黒の路」コースは「36ぷらす3」と「指宿のたまて箱」を組み合わせた2027年2月3日出発・2泊3日のプランで、1名225,000円になります。いずれも羽田発着です。加えて、ソラシドエアの機内誌「ソラタネ」2027年2-3月号では日曜ルート「青の路」を特集し、羽田産直館では2027年2月6日・7日にPRイベントも開催されます。

なぜこのタイミングでコラボを拡充するのか

「36ぷらす3」は2026年の熊本地震の影響で、一時は運行ルートの一部が全休に追い込まれました。報道によれば、緑の路は9月12日に運行を再開し、青の路・金の路は9月6日から通常運行に戻った一方、赤の路・黒の路は9月中は全休となり、10月以降の運行計画も見通しが立っていない状況が続いていました。全ルートの新規予約についても、2027年2月までの分は一時停止されたままだったとされています。

ところが今回の発表では、金曜ルート「黒の路」を組み込んだツアー商品が2027年2月3日出発で正式に販売される内容になっています。これは、地震で止まっていた黒の路の運行が2027年2月の時点では再開できる見通しが立ったことを、今回のコラボ発表が先取りして示しているとみてよさそうです。つまり今回のコラボは単なる恒例企画の2年目というだけでなく、震災からの観光需要回復を後押しする狙いを色濃く持った企画だと考えられます。

ソラシドエア側の事情も見ておく必要があります。同社は宮崎を拠点に、羽田・沖縄と九州各地を結ぶ14路線・80便を、ボーイング737-800型機14機で運航しています。路線網が鹿児島・宮崎・大分という「36ぷらす3」の沿線空港と重なっており、首都圏からの到着客をそのまま観光列車へ誘導できる位置関係にあります。JR九州にとっても、震災で落ち込んだ観光列車の需要を、空路で九州に来る首都圏客を取り込むことで底上げできるメリットがあります。昨年度の企画が好評だったという前提のうえで今年も継続する点を踏まえると、双方にとって低リスクで効果を見込める送客策として定着しつつあるといえるでしょう。

旅行者への影響と活用法

首都圏から九州を訪れる場合、羽田発着でソラシドエアと「36ぷらす3」を組み合わせたJTB専用ツアーを使えば、観光列車の予約や周遊ルートの手配を個別に行う手間を省けます。ツアー商品は1名225,000円・255,000円とまとまった金額になるため、記念旅行や特別な機会向けの位置づけです。グッズ目当てであれば、対象区間のソラシドエア便と「36ぷらす3」のいずれかのルートを組み合わせるだけで、風呂敷とチャームがもらえる手軽さがあります。ラバーラゲッジタグは車内限定販売の日程(2027年1月16日・2月5日)が限られているため、欲しい場合は日程を合わせて乗車するか、羽田産直館での販売を狙うとよいでしょう。黒の路を含むツアーを検討している場合は、震災からの運行再開状況によって内容が変わる可能性もあるため、出発が近づいたら公式サイトで最新の運行情報を確認することをおすすめします。

まとめ

ソラシドエアとJR九州は2026年11月1日から2027年1月31日まで、「36ぷらす3」との相互送客企画を2年連続で実施します。グッズ配布から限定ツアー、機内誌特集まで仕掛けは多岐にわたり、特に黒の路を組み込んだツアーの復活は、熊本地震からの観光需要回復を後押しする意味合いが大きい企画だといえます。首都圏から九州への旅行を計画している人は、ツアー商品も含めて検討してみる価値があります。

ぴりか

地理や旅行が大好きな一般人。東京出身ですが、四国、九州など転々と移住し、今は北陸に住んでいます。学生時代に47都道府県を自転車で制覇。国内旅行業務取扱管理者の資格あり。JGC取得済み。

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