タイガーエア台湾、高知~台北線を2027年3月に定期便化

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タイガーエア台湾は2026年10月3日、高知龍馬空港と台北・桃園国際空港を結ぶ路線を、2027年3月31日から定期便として運航すると発表しました。2023年5月から定期チャーター便として運航を続けてきた路線が、ついに正式な定期便に切り替わります。高知空港にとっては初めての国際定期便となる見込みです。

定期便化後のスケジュール

2027年3月31日からの夏ダイヤで予定されている運航は、IT251便が高知14時00分発・台北15時20分着、IT250便が台北8時20分発・高知12時00分着で、水曜日と土曜日の週2往復です。使用機材はA320です。現在のチャーター便と同じ曜日・機材構成がそのまま定期便に引き継がれる形になります。

なぜこの路線が定期便化されたのか

高知~台北線がここまで続いてきたのは、単発の人気だけでは説明できません。2023年5月の就航から10月末までの最初の約半年間で運航した50便の平均搭乗率は94%、利用者は8400人余りに達し、経済効果は3億2000万円以上と算出されました。その後も高知県は延長を重ね、2024年3月まで、2024年10月まで、2025年3月まで、2025年10月までと、節目ごとに運航継続を決めてきました。2023年5月から2025年12月末までの累計利用者は約4万6000人、平均搭乗率は94%という高水準を維持しています。2024年度単年の経済波及効果は、宿泊や買い物による直接効果が約6億2000万円、県内産業への間接効果を合わせて約9億5000万円と推計されました。

この実績を支えてきたのが、高知県による受け入れ体制強化です。高知県は「国際チャーター便受入体制強化事業費補助金」などを通じて着陸料や誘致活動を支援し、個人でも利用しやすいよう一般席を当初の36席から52席まで増やす対応も行ってきました。チャーター便は本来、需要が読みにくい路線で短期的に運航するための形態ですが、3年近くにわたって高い搭乗率を維持できたことで、タイガーエア台湾側にも定期便として恒常的に運航する経営判断ができる材料がそろったといえます。

もう一つの背景として、高知空港では国際線対応の新ターミナルビルが整備中で、2027年春の運用開始が予定されています。当初の事業費19億4800万円から資材価格・人件費の上昇でほぼ倍増の36億5400万円に膨らみ、完成時期も当初予定から半年以上ずれ込んで2027年春となりました。定期便化のタイミングがこの新ターミナル開業とほぼ重なっているのは偶然ではなく、新しい国際線の受け入れ施設と、看板路線となる定期便を同時に走らせることで、高知県として国際線誘致の成果を分かりやすく打ち出したいという狙いがあると考えられます。

利用者への影響と対処法

これまでチャーター便だった路線が定期便になることで、利用者にとっては先の予定まで時刻表が確定しやすくなるという安心感が生まれます。チャーター便は運航期間ごとに延長の有無を確認する必要がありましたが、定期便化後は通常の国際線と同様に、航空会社の定期スケジュールとして長期的な予約が可能になります。

ただし便数自体は水曜・土曜の週2往復のまま変わらないため、頻度の面では依然として限られています。日程の自由度を重視する場合は、関西国際空港や中部国際空港など、より便数の多い空港を経由するルートと比較検討するとよいでしょう。四国から台湾へ直接飛べる路線は限られているため、高知県内や周辺地域から台湾へ向かう人にとっては、乗り換えなしで移動できる貴重な選択肢になります。

定期便化は2027年3月31日からで、それまでは引き続きチャーター便としての運航が続きます。高知空港の新国際線ターミナルも2027年春の開業予定のため、新ターミナルの供用開始時期とあわせて利用を計画している人は、高知県や高知空港、タイガーエア台湾の発表を随時確認しておくことをおすすめします。

ぴりか

地理や旅行が大好きな一般人。東京出身ですが、四国、九州など転々と移住し、今は北陸に住んでいます。学生時代に47都道府県を自転車で制覇。国内旅行業務取扱管理者の資格あり。JGC取得済み。

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